「動いた跡が永久のインクになる」——『Deadline』のストアページはそう書いていますが、この一文だけで面白さが伝わる人は少ないと思います。跡が残ると、具体的に何が起きるのか。2026年8月22日に出たばかりのこの作品を、実際の場面に置き換えて説明します。

おすすめ度 ★★★★★ ★★★★★ 4.0 / 5.0
プレイ人数 👥 1人
プレイ時間 ⏱ 30以上のステージ・公式の時間表記なし
難易度 📊 クリアは易しめ/ゴールドは別物
日本語対応 🗾 テキストのみ対応
価格帯 ¥ ¥395(定価。発売時の¥905から値下げ)

結論:先に全部を設計してから動くのが好きな人向け。反射神経の勝負ではありません

Deadline ゲーム詳細を見る → 総合評価 ★★★★★ ★★★★★ 4.0 / 5.0

ルールは「通った場所が壁になる」の一つだけで、そこから盤面の作り方まで全部が導かれています。30以上のステージ・実績39個・レベルエディタ・ワークショップ対応という中身が、いまは395円に収まっています。発売時の905円でも厚いと書きましたが、その半額以下になりました(2026年9月8日確認)。★4は設計の明快さと分量に対する評価で、実際の手触りは含みません(発売2日目でSteamレビューが0件のため)。

特におすすめな人

  • 動く前に全体を組み立てる遊びが好きな人
  • タイムではなくスコアの美しさを詰めたい人
  • 内蔵GPUの薄型ノートで動く新作を探している人

いまの価格は395円です。発売時から値下げされました

2026年9月8日時点のSteam価格は395円で、割引はかかっていません。これはセール価格ではなく、定価そのものが下がった状態です。ストアページに表示される購入枠も「Deadline - ¥395」になっています。

発売直後(2026年8月24日)は定価905円で、そこから20%オフの724円でした。当サイトはそのとき「差額181円なので割引の有無で判断は変わらない」と書きましたが、いまは定価が905円の半額以下になっているので、その前提自体が変わっています。

中身は変わっていません。30以上のステージ・実績39個・レベルエディタ・ワークショップ対応がそのまま395円に入っています。判断の分かれ目は依然として値段ではなく、後述する「取り返しがつかない設計」に耐えられるかどうかです。ただし金額の負担はかなり軽くなりました。

「跡が残る」とは、盤面で何が起きることなのか

自分が通った軌跡が、そのまま固い壁になります。演出ではなく、当たり判定を持った地形として残り続けます。ここから3つのことが起きます。

1つ目。過去の自分が足場になります。 隙間を跳び越えたとき、その放物線は「あとで着地できるスロープ」として盤面に残ります。届かない場所には、まず遠回りして線を引いてから戻る、という手順で届くようになります。

2つ目。過去の自分が壁になります。 縦穴を落ちれば、部屋が二つに割れます。左右を行き来する必要が後から出てきたとき、自分で引いた線が通せんぼになります。

3つ目。取り返しがつきません。 光っているアイテムを何も考えずに取りに行くと、その往復の線で自分を袋小路に閉じ込めます。この作品で詰むときは、敵にやられるのではなく、自分の描いた線に閉じ込められます。

ステージはすべて解けるように設計されています。解けない盤面は無く、解けなくなるのは常にプレイヤーの引いた線が原因です。

画面で見る

Deadline

アクション インディー 1人 日本語(字幕のみ)

自分が通った跡がそのまま固い壁になるパズルアクション。ステージ全体をひと筆書きとして設計し、描かずに動ける「筆離し」を一度だけ使って脱出する。

Deadline のプレイ画面 1Deadline のプレイ画面 2Deadline のプレイ画面 3Deadline のプレイ画面 4

一度だけ使える「筆離し」が、パズルの本体です

跡を残さずに動ける手段が一つだけ用意されています。「筆離し」を使うと、線を引かずにダッシュできます。ただし1ステージにつき一度だけです。

ここが設計の要になっています。ステージを解く作業は「どう進むか」ではなく、「どこで跡を残さないか」を決める作業になります。序盤で使えば楽に進めますが、終盤で必要になったときには残っていません。最後まで温存すれば、途中の分断を自力で回避する必要が出てきます。

盤面には邪魔をしてくる要素もあります。ハザードは校正記号の見た目で描かれており、斜線の棘、取り消し線、押された×印が並びます。赤ペン本人が、線からはみ出したものを追ってきます。溶剤の水たまりはインクを溶かし、新しいページは盤面をまっさらに戻します。これらは障害物であると同時に、引きすぎた線を消すための道具でもあります。

このゲームを動かしている4つのルール

01

跡は壁になる

通った場所は固い地形として残り続けます。消す手段は盤面に用意された溶剤と新しいページだけです

02

筆離しは一度だけ

跡を残さずに動けるのは1ステージにつき一度。どこで使うかがそのまま解法の骨格になります

03

採点は線の長さ

速さではなく筆画の総延長で採点されます。最短で最もきれいな線がゴールドです

04

解けない盤面は無い

全ステージが解けるように作られています。詰むときの原因は必ず自分が引いた線の側にあります

買う前にSteamで確認できること、できないこと

ストアページから読み取れる事実を、出典つきで並べます。分量の時間表記と、PvPの中身の2つは確認できませんでした。そのことも含めて載せます。

確認項目内容出典
価格395円(定価)。発売時の905円から値下げされているSteamストア 価格表示(2026-09-08確認)
日本語対応。ただしフル音声は英語のみで、日本語はテキストSteamストア 対応言語
ステージ数手描きの30以上。ノート・方眼紙・古びた羊皮紙にまたがるSteamストア 説明文
プレイ時間記載なし。「1画面完結のパズル」「水増しゼロ」の表現のみSteamストア 説明文
対戦の中身機能一覧に「マルチプレイヤー / PvP / オンラインPvP」があるが、説明文にPvPの記述が一切ないSteamストア 機能一覧・説明文
実績39個Steam実績
レベルエディタ対応。Steamワークショップで共有できるSteamストア 機能一覧
ランキングSteamランキング対応。評価軸は筆画の総延長Steamストア 機能一覧・説明文
コントローラフルコントローラサポートSteamストア 機能一覧
必要容量500MBSteam 動作環境
最低スペックCore i3-2100 / 4GB RAM / Intel HD 4000 / DirectX 11Steam 動作環境
推奨スペックCore i5-4460 / 8GB RAM / GeForce GTX 750 相当Steam 動作環境
対応OSWindows 10 64bit以降のみ。macOS・Linux非対応Steamストア 対応OS
レビュー0件。発売2日目で誰も投稿していないSteamレビュー(2026-08-24時点)
年齢・表現コンテンツ記述子の指定なしSteam コンテンツ記述子

PvPについては、当サイトも答えを持っていません

Steamの機能一覧には「マルチプレイヤー」「PvP」「オンラインPvP」の3つが並んでいます。ところがストアの説明文は最初から最後までシングルプレイの話で、対戦モードの説明が1行もありません。何人で、何を競うのかが分かりません。

考えられるのは、ランキングを介した非同期の競争を指しているか、説明文に載せていないモードが実装されているかのどちらかです。当サイトはどちらとも断定しません。対戦目的でこの作品を買うなら、購入前にストアページのコミュニティハブか開発者への質問で確認してください。

ゲーム基本情報・必要スペック(公式情報)

必要スペック(最低動作環境)
OSWindows 10 64bit以降(macOS・Linux非対応)
CPU最低 Core i3-2100 / 推奨 Core i5-4460
メモリ最低 4 GB / 推奨 8 GB
GPU最低 Intel HD 4000 / 推奨 GeForce GTX 750 相当
ストレージ500 MB
基本情報
ジャンルアクション / インディー / ストラテジー
開発元Orikazi
パブリッシャーGeared Games Studios
リリース日2026年8月22日
対応言語日本語を含む10言語(フル音声は英語のみ)
Steam評価0件(発売2日目)
  • 最低環境のIntel HD 4000は2012年世代の内蔵GPUです。薄型ノートでも候補に入ります
  • 推奨環境でもGTX 750相当で、単体GPUの世代としては10年前の水準です

出典: Steam公式ストアページ(最低動作環境)。最新の価格・対応状況は各Steamページで確認してください。

「取り返しがつかない」設計が合う人、合わない人(当サイトの判断)

このゲームの評価は、腕前ではなく性格で割れます。

一般的なアクションパズルは、失敗しても盤面が元に戻ります。試して、駄目なら別の手を試す、という進み方ができます。『Deadline』はそれをしません。失敗の跡が地形として残るので、試行錯誤そのものが盤面を汚していきます。

当サイトの見方はこうです。この作品は「やってみる」ゲームではなく「解いてから動く」ゲームです。ストアの説明文にある「まず考え、それから実行」「デスが教えてくれるのはルートであって反射神経ではない」という一文は、宣伝文句ではなく仕様の説明として読むのが正しいと考えています。

救いになっているのがリスタートの速さです。1画面で完結する構成とセットで、設計して試して直すループが速く回ります。「取り返しがつかない」の負担は、やり直しの軽さで相殺される設計になっています。

仕様から言える良い点・弱い点

👍 好評でよく挙がる点

  • ルールが「跡が壁になる」の一つだけで、覚えることが少ないまま奥行きが出る
  • 395円に対して30以上のステージ・実績39個・レベルエディタ・ワークショップ対応が入っている(発売時の定価905円から値下げ)
  • クリアとゴールドで難易度が分かれており、詰めるかどうかを自分で選べる
  • Intel HD 4000・500MBという要求の軽さで、内蔵GPUの薄型ノートでも動く見込みが高い
  • フルコントローラサポート。パッドで遊べる

👀 不評・注意で挙がる点

  • 失敗の跡が盤面に残るので、気軽に試す遊び方ができない
  • プレイ時間が公式に示されておらず、買う前に分量を確定できない
  • 機能一覧にPvPがあるのに説明が無く、対戦目的で買うと判断材料が足りない
  • Windows専用。macOSとLinuxでは動かない
  • レビューが0件で、他人の評価を参考にできない

編集部の分析まとめ

仕組みの説明はストアページだけで十分に足りている一方、分量と対戦の中身という「買ってから困る側」の情報が欠けています。

動くPCかどうかは、ほぼ問題になりません

最低環境はCore i3-2100・4GB RAM・Intel HD 4000で、容量は500MBです。Intel HD 4000は2012年世代の内蔵GPUなので、単体グラフィックボードを積んでいない薄型ノートPCでも候補に入ります。

推奨環境もGeForce GTX 750相当で、10年前の入門GPUです。当サイトの低スペックPCで遊べるSteamゲームで扱っている作品群と並べても、要求は軽い部類に入ります。注意点はOSだけで、Windows専用です。

向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ / おすすめしない

こんな人におすすめ

  • 動く前に全体を組み立ててから実行する遊びが好きな人
  • クリアより先のスコア詰め(ゴールド狙い)を目的にできる人
  • 1画面完結で、短い時間に区切って遊べる作品を探している人
  • 内蔵GPUのノートPCで動く新作パズルを探している人
  • レベルエディタで自作ステージを作りたい人

おすすめしない人

  • とりあえず動かして覚えるタイプの遊び方をしたい人
  • 失敗が盤面に残り続ける状態にストレスを感じる人
  • 友達と一緒に遊ぶ目的の人(PvPの中身が公開されていません)
  • macOSやLinuxで遊びたい人
  • 他人のレビューを見てから決めたい人

当サイトが扱ったパズル作品との位置関係

タイトル人数パズルの型失敗の扱い
Deadline1人ひと筆書きの経路設計盤面に残る(やり直しはステージ単位)
Escape Simulator1〜4人部屋の中の謎解き残らない(何度でも試せる)
Portal 21〜2人ポータルの物理パズル残らない(即リトライ)

同じ「パズル」でも、失敗の扱いが正反対です。2人で遊べる協力謎解きで扱っている作品群は、何度でも試せることを前提に設計されています。『Deadline』はその逆側に振り切った作品なので、そちらが好きだったからという理由で選ぶと期待がずれます。

まとめ:条件によって答えが変わります

Deadline ゲーム詳細を見る → 総合評価 ★★★★★ ★★★★★ 4.0 / 5.0

動く前に設計する遊びが好きなら、中身は十分に入っています。とりあえず試して覚えたい人には向きません。友達と遊ぶ目的なら、PvPの中身が公開されていないので現時点では勧められません。内蔵GPUのノートPCしか無いという条件なら、動く新作という点だけでも候補に残ります。価格は2026年9月8日時点で395円です。発売時の905円から値下げされており、セールではなく定価そのものが下がっているので、割引の終了を気にする必要はありません。

よくある質問

日本語に対応していますか?

対応しています。ただしフル音声が用意されているのは英語だけで、日本語はテキストのみです。対応言語は日本語を含む10言語です。

クリアまで何時間くらいですか?

公式に時間の記載がありません。ステージ数が30以上であること、「1画面完結のパズル」「水増しゼロ」という説明があることから、1ステージあたりは短い作りだと読めます。合計時間の数字は当サイトでは出せません。

対戦モードはありますか?

Steamの機能一覧には「マルチプレイヤー」「PvP」「オンラインPvP」が入っていますが、ストアの説明文に対戦の説明が一切ありません。何人で何を競うのかが公開情報から分からないため、対戦目的で買う場合は購入前にコミュニティハブで確認してください。

詰んでやり直せなくなることはありますか?

盤面が解けなくなることはあります。自分の引いた線で通り道を塞いだ場合です。ただしリスタートは一瞬で、ステージ単位でやり直せます。セーブデータが壊れる種類の詰みではありません。

反射神経は必要ですか?

ストアの説明文は「デスが教えてくれるのはルートであって反射神経ではない」と書いています。操作の正確さより経路の設計を問う作りです。ただし赤ペンなどのハザードは動くので、まったく操作技術が要らないわけではありません。

MacやLinuxで遊べますか?

遊べません。対応OSはWindows 10 64bit以降のみです。