「スマートフォン」という名前のゲームがSteamにあります。検索しても端末の話しか出てこないので、まず何のゲームかを書きます。
密室で目を覚まし、手元に残された一台のスマートフォンを操作して、通話・メッセージ・アプリに残る痕跡から脱出の手がかりを探すサイコロジカル・ホラーADVです。¥350。日本の個人開発(OwataStudio)で、対応言語は日本語だけです。
そして、この作品には他のインディーには無い判断材料があります。買う前に、内容のかなりの部分を無料で試せます。
結論: 買う前に無料版で試せる。合えば¥350、合わなければ0円で分かる
本作はunityroomで公開された同名作のリメイクで、ストアページには「END5までの物語はunityroom版と同じ内容」と書かれています。つまり無料版を遊べば、雰囲気も文章も操作も、買う前にそのまま確かめられます。Steam版の価値は、その先に倍増したエンディングにあります。
特におすすめな人
- スマホのUIを模した画面を触って物語を読み解くのが好きな人
- ジャンプスケアの無いホラーを探している人(公式に明記あり)
- 短い作品を周回して結末を集めたい人
何をするゲームか
操作するのは画面の中のスマートフォンだけです。通話履歴を開き、メッセージを読み、アプリを起動して、断片的な情報から状況を組み立てていきます。誰に連絡するか、どの情報を信じるかという選択が結末を変えます。
スマートフォン のプレイ画面
スマートフォン
密室で目を覚まし、手元に残された一台のスマートフォンだけを頼りに脱出の手がかりを探すサイコロジカル・ホラーADV。通話・メッセージ・アプリの痕跡をたどり、選択によって10種類以上の結末に分かれる。
ストアページには、実際の端末や通信情報を取得しているわけではなく、画面に出る端末・通信の表示はすべて演出上の架空のものだと明記されています。タイトルと題材の性質上、気にする人がいるはずの点に先回りして書かれています。
買う前に無料で試せる。これが最大の判断材料
ストアページの説明によると、本作はunityroomで公開された『スマートフォン』のリメイクで、END5までの物語は無料版と同じ内容です。Steam版では物語・演出・操作性を見直したうえで、エンディング数が倍になっています。
無料版とSteam版の関係
END5までは同じ
ストアページに明記。雰囲気・文章・操作感を買う前に確かめられる
Steam版はエンディングが倍
END6以降が追加分。新たな展開と結末が入る
続きから遊べる導線がある
無料版クリア済みの人向けに、END6以降へ進むヒントの在りかがストアページに書かれている
インディーの短編で¥350という価格は、正直に言えば迷うほどの額ではありません。それでも「合わなかった」を防げる作品はめずらしいので、先に無料版に触れてから決めるのが一番損がない順序です。
エンディングは何個あるのか — 実績の解除率から読む
ストアページは「複数のエンディング」としか書いていません。ただしSteamの実績データを見ると、もう少し具体的なことが分かります。
実績は12個。うち11個がエンディング関連です(API名が ACH_ENDING_1 〜 ACH_ENDING_10 と ACH_ENDING_DESTROY)。残る1つはサブエピソードです。つまり通常のエンディングが10種類、それに加えて特殊な結末が1つという構成になります。
解除率は次のとおりです。
| エンディング | 世界の解除率 | 読み取れること |
|---|---|---|
| END1 | 78.2% | 最初の結末はほぼ全員が到達する |
| END2 | 65.2% | ここまでは素直に進む |
| END3 / END4 | 43.4% | 半数弱 |
| END5 | 34.7% | 無料版と同じ範囲の終点 |
| END6 | 17.3% | リメイクの追加分。ここで半減している |
| END7 / END10 / 特殊(DESTROY) | 13.0% | |
| END9 / サブエピソード | 8.6% | |
| END8 | 4.3% | 最も到達者が少ない |
END5(34.7%)からEND6(17.3%)でちょうど半分に落ちています。無料版と同じ範囲を終えた人のうち、その先へ進んだのは約半数という読み方ができます。追加分が「おまけ」ではなく、意識して踏み込む領域として置かれていることが数字に出ています。
ただし注意点があります。この解除率は発売翌日時点のもので、母数は公開されていません。発売直後の小さなインディーなので、所有者数はごく少ないはずです。個々の数字を精密な確率として扱わず、順位と落ち込む位置の傾向として読んでください。
仕様の整理(すべてSteamの記載から)
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| ジャンル | スマートフォン画面を操作するサイコロジカル・ホラーADV | Steamストアページ |
| 対応言語 | 日本語のみ | Steam appdetails |
| 価格 | ¥350(2026年8月時点。発売記念の15%オフで¥297) | Steam appdetails |
| 発売日 | 2026年8月23日 | Steam appdetails |
| 開発・販売 | OwataStudio(個人開発) | Steam appdetails |
| プレイ人数 | 1人 | Steam カテゴリ |
| 実績 | 12個(エンディング10種+特殊1+サブエピソード1) | Steam 実績API |
| 無料版との関係 | unityroom版のリメイク。END5まで同内容、Steam版はエンディングが倍 | Steamストアページ |
| ジャンプスケア | 無し(公式に明記) | Steamストアページ |
| 端末・通信情報 | 画面に出る表示はすべて架空。実端末の情報は取得しない | Steamストアページ |
| ファミリーシェアリング | 対応 | Steam カテゴリ |
ゲーム基本情報・必要スペック(公式情報)
| OS | Windows 10 64-bit(推奨 Windows 10 / 11 64-bit) |
|---|---|
| CPU | Intel Core i3-4130 以上(推奨 Core i5-7500 以上) |
| メモリ | 4 GB(推奨 8 GB) |
| GPU | Intel HD Graphics 520 以上(推奨 Intel UHD Graphics 620 以上) |
| ストレージ | 1 GB |
| ジャンル | アドベンチャー / インディー |
|---|---|
| 開発元 | OwataStudio |
| パブリッシャー | OwataStudio |
| リリース日 | 2026年8月23日 |
| 対応言語 | 日本語 |
| Steam評価 | レビュー0件(発売翌日時点) |
- 推奨環境にもIntel内蔵GPUが挙がっており、外付けGPUは前提にされていない
- 空き容量1GB。ノートPCでも置き場所に困らない
出典: Steam公式ストアページ(最低動作環境)。最新の価格・対応状況は各Steamページで確認してください。
推奨環境が内蔵GPU(Intel UHD Graphics 620)という点は書いておく価値があります。ゲーム用ではないノートPCでも動く前提で作られています。手持ちのPCで遊べるタイトルを他にも探すなら低スペックPCで遊べるSteamゲームが使えます。
ホラーが苦手でも進められるか
ストアページに、ジャンルはホラーだが突然恐怖画像が出るジャンプスケアは無いと明記されています。怖がらせ方が「驚かせる」ではなく「じわじわ状況が分かってくる」側に寄せられている作品です。
当サイトで扱った短編ホラーだと、『窓のマーク』が近い立ち位置になります。
| スマートフォン | 窓のマーク | |
|---|---|---|
| 怖がらせ方 | 情報が集まるほど状況が歪む | 静かな異変の積み重ね |
| 操作 | スマホUIを触る | 画面を観察する |
| 周回 | エンディング10種+特殊 | 短編 |
| 価格帯 | ¥350 | 低価格帯 |
どちらも「叫ばせて驚かす」型ではないので、ジャンプスケアが苦手な人はここから入れます。
レビューがまだ0件であることについて
発売翌日の時点で、Steamレビューは1件も投稿されていません。そのため本記事には「他のプレイヤーがどう感じたか」の情報が入っていません。ストアの記載と実績データから言えることだけを書いています。
レビュー分析(Steamの好評・不評から)
👍 好評でよく挙がる点
- 買う前に無料版で内容の一部を確かめられるため、購入の失敗が起きにくい
- エンディングが10種+特殊1という構成で、¥350に対して周回する余地がある
- ジャンプスケアが無いと公式に明記されており、ホラー耐性が低くても入りやすい
- 推奨環境が内蔵GPUで、PCを選ばない
👀 不評・注意で挙がる点
- 対応言語が日本語のみで、日本語を読まない相手には勧められない
- レビューが0件のため、完成度についての第三者の評価がまだ存在しない
- 無料版を遊んだ人にとっての新規部分はEND6以降で、そこに価値を感じるかで評価が変わる
編集部の分析まとめ
レビューが無い段階なので、実際の読み心地を保証できるのは無料版だけです。逆に言えば、その無料版があることが本作の一番の強みになっています。
向く人・向かない人
こんな人におすすめ / おすすめしない
こんな人におすすめ
- スマホのUIを模した画面を触りながら物語を読み解くのが好きな人
- ジャンプスケアの無いホラーを探している人
- 短い作品を周回して結末を集めるのが好きな人
- ゲーム用ではないノートPCで遊べる作品を探している人
おすすめしない人
- アクションや操作の手応えを求める人(操作はタップ相当のみ)
- 第三者のレビューを見てから買いたい人(現時点では0件)
- 日本語のテキストを読むこと自体が負担になる人
Game Guide Scout の結論(目的別)
| あなたの状況 | 判断 |
|---|---|
| 本作を今日初めて知った | まず無料版から。END5まで同内容なので、合うかどうかは0円で判定できる |
| 無料版をクリア済み | 買い。追加分のEND6以降が目当てになる。到達者は約17%という数字がある |
| ホラーが苦手 | 試す価値あり。ジャンプスケアが無いと公式に明記されている |
| 実績を全部埋めたい | 手応えあり。END8の解除率は4.3%で、素直には揃わない |
| 日本語を読まない人に贈りたい | 見送り。対応言語は日本語のみ |
まとめ: ¥350の判断を、0円で済ませられる作品
密室とスマートフォンという設定で、断片的な情報から状況を組み立てさせる作りです。実績の解除率を見ると、END5からEND6で到達者が半分に落ちており、リメイクの追加分がきちんと山になっていることが分かります。レビューがまだ無いぶん判断材料は少ないのですが、無料版という強力な確認手段があるので、迷う理由がほとんどありません。先に触って、続きが読みたくなったら買う。それでいい作品です。
よくある質問
「スマートフォン」で検索しても情報が出てきません。同じゲームですか?
タイトルが一般名詞なので、検索結果は端末の話で埋まります。SteamのアプリIDは4937120、開発はOwataStudio、2026年8月23日発売、価格¥350です。Steamのストア内検索でこのIDを使うのが確実です。
無料で遊べるというのは本当ですか?
ストアページに、本作がunityroom版のリメイクで、END5までの物語は無料版と同じ内容だと書かれています。無料版で雰囲気を確かめてから購入を判断できます。Steam版はエンディング数が倍になっています。
ジャンプスケアはありますか?
ストアページに、ジャンルはホラーだが突然恐怖画像が出現するジャンプスケアは無いと明記されています。
エンディングは何種類ありますか?
Steamの実績12個のうち11個がエンディング関連で、API名から通常のエンディング10種と特殊な結末1つが確認できます。残り1つはサブエピソードの実績です。ストアページには数までは書かれていません。
実際のスマホの情報を読み取られたりしませんか?
ストアページに、ゲーム内に表示される端末および通信情報はすべて演出上の架空のもので、プレイヤーの実際の端末や通信情報を取得・表示しているものではないと明記されています。
日本語以外に対応していますか?
対応言語は日本語のみです。






