監視カメラの映像を見張って、さっきと違うところを見つける。走って逃げるでも、戦うでもない。画面から目を離せないという一点だけで成立しているホラーがあります。

このタイプは「ホラーは苦手だけど雰囲気は好き」という人と相性がいいです。理由ははっきりしていて、プレイヤーがモニターの前から動かないので、背後から追われる展開が構造上ほとんど起きないからです。ただし全部がそうではなく、異変を見つけた瞬間に大音量で驚かせてくるタイプも混ざっています。そこを間違えないための記事です。

監視カメラ型は3つに分かれます

ひとくちに「カメラもの」と言っても、やることが違います。

  • 間違い探し型 — 複数のカメラ映像を見比べて、前と変わった箇所を報告する。時間との勝負
  • 見張り型 — 侵入者や敵の位置をカメラで把握し、対処する。判断を間違えると詰む
  • 施設運営・門番型 — 来訪者や状況をカメラ越しに確認し、通す/通さないを決める

苦手意識がある人が避けるべきなのは「見張り型」です。カメラで見つけた脅威が、そのままこちらへ向かってくる作りが多いからです。

監視カメラ型ホラー10本の比較表

最大人数と日本語対応は、Steamストアのカテゴリ表記と対応言語表記から取得しています(2026年8月時点)。ソロ専用と書いてあるものは、Steamのカテゴリが「シングルプレイヤー」のみのタイトルです。

ゲーム最大人数日本語遊び方のタイプ注意点根拠
I’m on Observation Duty 61人○間違い探し型シリーズものだが番号で日本語対応が違うSteamカテゴリ=シングルプレイヤー / 対応言語に日本語あり
I’m on Observation Duty 81人○間違い探し型2025年12月発売で情報がまだ少ない同上
I’m on Observation Duty 51人×間違い探し型英語のみ。6・8と違うので注意対応言語が英語のみ
Five Nights at Freddy’s1人×見張り型(施設)このジャンルの原点だが、驚かせ演出が強いSteamカテゴリ=シングルプレイヤー / 対応言語は英語のみ
Phasmophobia4人○見張り型(協力)カメラは手段のひとつで、現地調査もあるストア説明に「up to 4 players」/ 対応言語に日本語あり
Content Warning4人○撮影型(協力)ホラーというよりコメディ寄りストア説明(日本語)に「2〜4人でのオンライン協力プレイ」
Lethal Company4人×見張り型(協力)日本語なし。船内のモニター役が実質のカメラ担当Steamカテゴリ=オンライン協力プレイ / 当サイトのゲームDB(最大4人)
The Classrooms1人○撮影・探索型カメラを持って歩く側なので、遭遇はするSteamカテゴリ=シングルプレイヤー / 対応言語に日本語あり
Security Booth: Director’s Cut1人×門番型英語のみ。指示書を読む前提の設計Steamカテゴリ=シングルプレイヤー / 対応言語は英語のみ
Do Not Feed the Monkeys1人×監視・観察型英語のみ。ホラーというより不穏な観察Steamカテゴリ=シングルプレイヤー / 対応言語は英語のみ

この表でいちばん実害があるのは、I’m on Observation Duty の日本語対応です。シリーズなので同じだろうと思って買うと、5だけ英語のみで詰みます。日本語で遊びたいなら6か8を選んでください。

怖さのタイプで選ぶ

びっくり系(ジャンプスケア)が苦手な人 間違い探し型の I’m on Observation Duty シリーズが第一候補です。異変を見つけて報告するのが目的なので、こちらから何かをされる展開が少なく、緊張の質が「集中」寄りです。ただし完全に無音ではなく、異変そのものが不気味な見た目をしていることはあります。苦手なのが「音と急な動き」なら向きますが、「不気味な絵そのもの」なら向きません。

Lethal Company

アクション アドベンチャー 日本語非対応

廃棄された衛星に降りて、会社に納めるスクラップを集めて帰ってくる協力ホラー。ノルマを達成できないと解雇される。開発は個人(Zeekerss)。早期アクセス。対応言語は英語のみで、日本語は非対応。

Lethal Company のプレイ画面 1Lethal Company のプレイ画面 2Lethal Company のプレイ画面 3

原点を押さえたい人 Five Nights at Freddy’s は、このジャンルを作った作品です。カメラを切り替えながら電力を管理する仕組みは今遊んでも独特です。ただし日本語がなく、驚かせ演出は強めです。「監視カメラ型=静かなゲーム」と思って入ると裏切られます。

ホラーは苦手だが友達には混ざりたい人 ここに監視カメラ型の隠れた使い道があります。Phasmophobia や Lethal Company のような協力ホラーでは、誰かが拠点に残ってカメラとモニターを見る役に回れます。これは役割として成立していて、現地組に情報を伝える重要な仕事です。直接遭遇する回数を自分で減らせるので、「怖いのは無理だけど輪に入りたい」人にとって現実的な選択肢になります。

Lethal Company

アクション アドベンチャー 日本語非対応

廃棄された衛星に降りて、会社に納めるスクラップを集めて帰ってくる協力ホラー。ノルマを達成できないと解雇される。開発は個人(Zeekerss)。早期アクセス。対応言語は英語のみで、日本語は非対応。

Lethal Company は日本語非対応ですが、やることが「拾って売る」なので言語の壁が低いタイプです。船に残ってモニターを見る役は、仲間の位置と罠を読み上げるだけで機能します。ボイスチャット前提なので、そこだけは用意してください。

Steamで見る

日本語で、友達とわいわい遊びたい人 Content Warning です。日本語対応があり、2〜4人。ただしこれはホラーとして怖がるゲームというより、怖いものを撮ってバズらせるコメディです。本気で怖いものを求めると肩透かしになります。

1人で遊ぶか、複数人で遊ぶか

表のとおり、10本中7本がソロ専用です。このジャンルはもともと1人でモニターに向き合う体験として作られていて、協力できるのは Phasmophobia / Content Warning / Lethal Company の3本だけです。

「友達と監視カメラもので遊びたい」で探している場合、選択肢はこの3本に絞られます。しかも3本ともカメラ専業ではなく、現地に出る要素が主です。純粋に全員でモニターを見張るタイプは、現時点で見当たりませんでした。このジャンルを協力プレイで探しているなら、期待値を先に下げておいたほうがいいです。

人数を揃えて遊べる作品を探しているなら4人で遊べる協力ゲーム、ホラーが苦手なメンバーがいるなら怖くない協力ゲーム、1回を短く区切りたいなら短時間で遊べるSteamゲームもあわせてどうぞ。

よくある質問

I’m on Observation Duty はどれを買えばいいですか?

日本語で遊ぶなら6か8です。5は英語のみなので避けてください。シリーズなので同じだろうと思って買うと詰みます。この表でいちばん実害が出るのがここです。8は2025年12月発売でまだ情報が少ないので、迷うなら6が無難です。

びっくり系が苦手でも遊べますか?

苦手の中身によります。間違い探し型(I’m on Observation Duty シリーズ)は異変を見つけて報告するのが目的で、緊張の質が「集中」寄りです。苦手なのが「音と急な動き」なら向きますが、「不気味な絵そのもの」なら向きません。異変自体が不気味な見た目をしていることはあります。

避けたほうがいいタイプはありますか?

「見張り型」です。カメラで見つけた脅威がそのままこちらへ向かってくる作りが多いためです。Five Nights at Freddy’s は原点ですが日本語がなく、驚かせ演出も強めなので、「監視カメラ型=静かなゲーム」と思って入ると裏切られます。

友達と一緒に遊べるものはありますか?

10本中7本がソロ専用で、協力できるのは Phasmophobia / Content Warning / Lethal Company の3本だけです。しかも3本ともカメラ専業ではなく現地に出る要素が主で、全員でモニターを見張るタイプは見当たりませんでした。このジャンルを協力プレイで探しているなら、期待値を先に下げておいてください。

ホラーは無理だけど友達の輪には入りたいです

Phasmophobia か Lethal Company で、拠点に残ってカメラとモニターを見る役に回れます。これは役割として成立していて、現地組に情報を伝える重要な仕事です。直接遭遇する回数を自分で減らせます。ただし Lethal Company は日本語非対応で、ボイスチャットが前提です。

日本語で友達とわいわい遊びたいです

Content Warning です。日本語対応があり2〜4人。ただしホラーとして怖がるゲームではなく、怖いものを撮ってバズらせるコメディです。本気で怖いものを求めると肩透かしになります。

条件別の結論

日本語・ソロ・驚かせ演出は控えめ

  1. I'm on Observation Duty 6
  2. 間違い探し型で集中系
  3. 5は英語のみなので避ける

日本語・友達と

  1. Content Warning(2〜4人)
  2. ホラーよりコメディ寄り
  3. 怖さを求めるなら不向き

ホラーが苦手だが混ざりたい

  1. Phasmophobia か Lethal Company
  2. カメラ番に回る
  3. Lethal Companyは日本語なし

言い切ります。監視カメラ型を初めて触るなら、I’m on Observation Duty 6 の一択です。日本語があり、ソロで完結し、1回が短く、このジャンルが何を面白がっているのかが最短で分かります。ここで合わなければ、他の9本も合いません。