先に結論です。PS5から専用サーバーを「立てる」ことはできません。ただし「入る」ことはできます。
この2つは別の話で、検索するときに混ざりやすいところです。開発元 Iron Gate Studios が公式に配っている専用サーバーは、Steam版とMicrosoft Store版のPC向けです。家庭用機はその対象に入っていません。
一方で、公式のCrossplay FAQには 「You can’t set up a dedicated server on an Xbox. However, you can join a dedicated server from an Xbox console just as normal」(Xboxでは専用サーバーを立てられないが、Xboxから専用サーバーに入ることは普通にできる)と書かれています。立てる側と入る側で扱いが違うことが、公式の文面ではっきりしています。
Valheim — 1.0が2026年9月9日に出ました
Valheim
北欧神話の煉獄を舞台にした、最大10人の協力サバイバル。2026年9月9日の1.0でPS5版・Nintendo Switch 2版が同時発売され、開発元は全機種間のフルクロスプレイを告知している。Xbox版とは2023年3月から接続できる。
4機種の可否表
公式の記載から確定できることだけを並べます。書かれていないものは「公式に記載なし」と書きます。
| 機種 | 専用サーバーを立てる | 専用サーバーに入る | 代わりに取れる手 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|
| PC(Steam / Microsoft Store) | できる | できる | — | Dedicated Serverガイド |
| Xbox One / Series X|S | できない(公式に明記) | できる(クロスプレイ有効時) | PC側に立てたサーバーに入る | Crossplay FAQ |
| PlayStation 5 | 公式に「立てられる」という記載なし | できる見込み(名指しの記載なし) | PC側に立てたサーバーに入る/ホストのワールドに入る | Valheim 1.0 FAQ |
| Nintendo Switch 2 | 公式に「立てられる」という記載なし | できる見込み(同上) | 同上 | Valheim 1.0 FAQ |
★「できる見込み」と書いた理由。公式が名指しで「専用サーバーに入れる」と書いているのはXboxだけです。PS5とNintendo Switch 2については、1.0 FAQの「crossplay between all platforms」(全機種の間でクロスプレイに対応)という記載からの推定になります。当サイトは各機種のストアページの表記までは確認できていません。
PS5とSwitch 2について補足します。Crossplay FAQでXboxについて名指しで「立てられない」と書かれているのに対し、PS5とSwitch 2は名指しの記載がありません。このFAQは2025年2月7日付で、当時はまだ両機種版が出ていなかったためです。ただし公式が配布しているサーバープログラムはSteamのライブラリから入手する形です(Dedicated Serverガイド)。つまりPS5から同じものを動かす経路は、用意されていません。当サイトは「公式に立てられると書かれていない」までを結論にします。
公式が配っているものは何か
Dedicated Serverガイドに書かれている入手方法は次のとおりです。
- Steam版: ゲームをインストールすると同梱され、
start_headless_server.bat(Linuxはstart_server.sh)を実行して起動します - Microsoft Store版: サーバーのファイルは
C:\XboxGames\Valheim\Content\Serverに置かれます - 設定は
start_headless_server.batの7行目を編集します。元のファイルは更新のたびに初期化されるので、コピーを作って編集することが推奨されています
管理用のファイルも3つあります。adminlist.txt / bannedlist.txt / permittedlist.txt で、1行に1つずつ Platform User ID を書きます。permittedlist.txt に誰かを追加すると、それ以外の全員が入れなくなる点だけ注意が要ります。
ここが実は一番効きます — ポート開放が要るかどうかは、方式で変わります
同じガイドに、見落とされやすい記載があります。接続の方式によってポート開放の要否が変わる、という話です。
| 方式 | ポート開放 | 接続の仕方 |
|---|---|---|
| Steamバックエンド | 必要(既定のポート範囲は 2456-2457) | ルーターでポートを開ける |
| クロスプレイバックエンド | 不要 | 中継サーバー経由。公開IPとポート番号、参加コード、サーバー一覧のいずれかで入る |
公式の原文は「If you’re using the Crossplay backend, the server transmits data via a relay server and therefore does not require Port Forwarding to be accessible from outside of your local network」です。中継サーバーを通すので、外から入るのにポート開放が要らないという意味になります。
PS5やSwitch 2の友達と遊びたいなら、そもそもクロスプレイを有効にする必要があります。つまりこの構成を選ぶ人は、自動的にポート開放が不要な側に入ります。「サーバーを立てるとルーターの設定でつまずく」という一般的な心配は、この組み合わせでは当てはまりません。
ただしクロスプレイバックエンドではローカルIPやループバックIPでの接続ができません(同じくガイドに明記)。自宅の同じ回線内から入る場合も、公開IPか参加コードを使うことになります。
PS5の人が実際に取れる手は3つです
- PCを持っている友達にホストになってもらう 追加の費用も準備も要らない。時間帯が合うならここで終わり
- PC側に専用サーバーを立てて、そこにPS5から入る 立てる人はPCが要る。クロスプレイを有効にすれば、ポート開放は不要
- PCで24時間つけっぱなしにできないなら、借りる 同じ専用サーバーを、常時動く借りたPCの上で動かす形になる
上から順に試すのが安く済みます。いちばん上は費用がかかりません。公式サーバーは存在しないので、誰かがホストになる形が基本です。公式FAQに「Iron Gate does not provide any official servers, nor do we have any access to your saved worlds or characters」と明記されています。
借りる場合に何を見るか
ゲーム用のVPSは、提供会社ごとに対応タイトルが決まっています。2026年9月9日に各社の公式ページを見たところ、次の2社はValheimを対象に入れていました。
| 提供会社 | Valheimの扱い | 確認した場所 |
|---|---|---|
| ConoHa for GAME | 申し込みのテンプレート一覧にValheimがある | 公式サイト(2026-09-09時点) |
| ロリポップ!for Gamers | 対応ゲームに含まれ、1.0リリース当日(2026年9月9日)に「Valheim v1.0(正式版)Deep North対応のお知らせ」を掲載 | 公式サイト(2026-09-09時点) |
どちらが良いかは当サイトでは断定しません。実際に両方を借りて比べていないからです。選ぶなら、次の2点を契約前に各社のページで確認してください。ひとつはValheimのテンプレートが用意されているか、もうひとつはクロスプレイを有効にした状態で使えるかです。
合流のやり方も公式に書かれています。サーバーを立てた側がポーズメニューを開くと「Join code」(参加コード)が表示されるので、それをコピーして相手に送ります。受け取った側は「Join Game」から「Add server」を押して貼り付けます(Crossplay FAQ)。この方式ならIPアドレスを教え合う必要はありません。
そして、借りる前に必ず自宅で試してください。専用サーバーのプログラム自体は公式が無料で配っています。費用が発生するのは「24時間つけっぱなしにできない」場合だけです。
借りる必要があるかの線引きはそのマルチ、サーバーを借りなくても遊べる?で人数と遊び方から整理しています。月額の考え方は人数とMODから必要メモリを引いて月額を出すを、常時起動そのものの話はマイクラのサーバーを24時間・常時起動にする3つの方法を参照してください。
この記事の結論と、向かない人
PS5だけで完結させたい人には、この記事の答えは向きません。専用サーバーを立てる側にはPC(SteamまたはMicrosoft Store)が要ります。PS5しか持っていない場合、取れるのは「PCを持っている誰かに立ててもらう」か「ホストのワールドに入る」のどちらかです。
逆に、PCを1台でも持っているなら、まず自分で立ててみるのが正解です。公式が手順とプログラムを無料で配っていて、しかもクロスプレイを使う構成ならポート開放も要りません。つまずきやすい部分が、この組み合わせでは最初から外れています。
こんな人におすすめ / おすすめしない
こんな人におすすめ
- PCを持っていて、PS5やSwitch 2の友達と一緒に遊びたい人(PC側に立てて、そこに入ってもらう)
- ルーターの設定が苦手な人(クロスプレイを使えばポート開放は要らない)
- 10人までの固定メンバーで長く続けたい人(1.0でも上限は1〜10人のまま)
おすすめしない人
- PS5だけで専用サーバーを立てたい人(公式に立てられるという記載がありません)
- 同じ回線内からローカルIPで入りたい人(クロスプレイ方式ではローカルIP接続ができません)
- MOD前提で遊びたい人(公式サポートは1.0でも無く、コンソール版でもMODは使えません)
1.0そのものの変更点はValheimの正式リリース(1.0)は2026年9月9日に、機種をまたいで遊べる他の作品はクロスプレイできるSteam協力ゲームにまとめています。
Steamで見るよくある質問
PS5で専用サーバーを立てられますか?
公式に「立てられる」という記載はありません。公式が配布しているサーバープログラムはSteamのライブラリから入手する形で、Microsoft Store版のファイルの置き場所も案内されていますが、PS5については同様の案内がありません。Xboxについては公式のCrossplay FAQが「You can’t set up a dedicated server on an Xbox」と明記しています。
PS5から、PCに立てたサーバーに入れますか?
入れる見込みです。ただし公式がそう書いているのはXboxについてです。そのCrossplay FAQはXboxについて「you can join a dedicated server from an Xbox console just as normal, provided that both your Xbox and the server have crossplay enabled」と書いています。両側でクロスプレイを有効にしておくことが条件です。入るための選択肢が見当たらない場合は、ペアレンタルコントロールの設定を確認するよう案内されています。
サーバーを立てるのにポート開放は必要ですか?
方式で変わります。まずSteamバックエンドを使う場合は必要で、既定のポート範囲は 2456-2457 です。クロスプレイバックエンドを使う場合は不要で、中継サーバー経由で通信します。ただしクロスプレイ方式ではローカルIPやループバックIPでの接続ができません。
何人まで一緒に遊べますか?
1〜10人です。公式の1.0 FAQに「Just like it is now, Valheim 1.0 will be a game for 1-10 players」と書かれています。早期アクセス時から変わっていません。
公式のサーバーはありますか?
ありません。開発元のIron Gate は公式サーバーを提供しておらず、プレイヤーのワールドやキャラクターにアクセスすることもないと明記しています。
サーバーに誰を入れるかを制限できますか?
できます。permittedlist.txt に Platform User ID を1行ずつ書きます。ただしこのファイルに誰かを追加した時点で、書かれていない全員が入れなくなります。管理者を決める adminlist.txt と、締め出す bannedlist.txt も同じ場所にあります。





