『Valheim』の正式リリース(1.0)は2026年9月9日で、予定どおり当日にリリースされました。
発売前にいちばん多く聞かれていたのは値段です。結論を先に書きます。海外向けの価格は29.99ドルに改定されましたが、日本の価格は3,400円のまま変わっていません。これは2026年9月9日にSteamの価格データを確認した時点の数字です。値上げを警戒して駆け込みで買う必要は、少なくとも日本では発生しませんでした。
そしてもう一点、リリース前は「Steamの配信日が2021年2月2日のままで紛らわしい」という状態が続いていましたが、これも解消されました。いま(2026年9月9日時点)Steamの配信日欄は9月9日に更新されています。
Valheim
北欧神話の煉獄を舞台にした、最大10人の協力サバイバル。2026年9月9日の1.0でPS5版・Nintendo Switch 2版が同時発売され、開発元は全機種間のフルクロスプレイを告知している。Xbox版とは2023年3月から接続できる。
配信日は9月9日に更新された(以前は2021年2月2日だった)
Iron Gate は2026年6月7日の公式アナウンスで「Valheim 1.0 will arrive on 9 September」と書いています。同月24日の開発者コメントでも「releases on the 9th of September this year, with full crossplay between platforms」と繰り返しています。直近では8月20日に「1.0の配信は9月で、最後のバグ修正をしている」と報告がありました。
そして予告どおり、**Steamの appdetails が返す配信日は、2026年9月9日時点で「2026年9月9日」に切り替わっています。**早期アクセス中は「2021年2月2日」(=早期アクセスが始まった日)が表示され続けており、これが「もう出ているのでは」という誤解の原因になっていました。早期アクセスが明けた時点で、ストアの配信日欄は正式リリース日に置き換わります。
同じタイミングで、ストアページから早期アクセスの表示も消えています。いま「2021年2月2日」と書いてある解説記事を見かけたら、それは早期アクセス中に書かれたものだと判断してください。
早期アクセスと1.0で何が変わるか
開発元の公式FAQ(2026年7月1日付)とSteamの公式アナウンスに書かれている項目だけを並べます。
| 項目 | 早期アクセス時点 | 1.0時点 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 価格 | Steam日本で3,400円 | 海外は29.99ドルに改定。日本は3,400円のまま据え置き(2026-09-09にSteamで確認) | Steam appdetails(2026-09-09取得) / 公式FAQ |
| 実績 | 無し | 53個が実装済み(2026-09-09にSteamで確認) | Steam appdetails(2026-09-09取得) / 公式FAQ |
| 対応機種 | PC・Linux・Mac・Xbox One・Xbox Series X|S | 上記に加えてPlayStation 5とNintendo Switch 2 | 公式アナウンス 2026-06-07 |
| ストアの配信日 | 2021年2月2日(早期アクセス開始日) | 2026年9月9日に更新済み | Steam appdetails(2026-09-09取得) |
| 買えるストア | Steam ほか | Steam(Windows・Linux・Mac)/Mac App Store/Humbleストア(Windows・Linux・Mac)/Microsoft Store/各機種のストア | 公式FAQ |
| クロスプレイ | 対応機種の間で対応 | 全機種の間で対応 | 公式FAQ |
| 同時プレイ人数 | 1〜10人 | 1〜10人(変更なし) | 公式FAQ |
| MODの公式サポート | 無し | 無し(Steam Workshopも無し) | 公式FAQ |
| ダウンロードサイズ | — | 約4.3GiB(Xbox Oneは約3.0GiB、Mac App StoreとMicrosoft Storeは約6.5GiB) | 公式FAQ |
表に入らない「中身」の話も、公式が先に出しています。Deep Northについて開発元が公開しているのは次の要素です。
- リンゴンベリーが採れます。森で収穫でき、この土地の料理のいくつかに使います(2026年3月25日の開発者コメント)
- 氷で滑ります。寒く雪の積もった場所では足を取られてよろめくことがあります(同上)
- 雪が深く、そのままでは拠点を建てられません。除雪のためにシャベルを作ることになります(同上)
- 料理が増えます。開発元は4月28日のコメントで、リンゴンベリーを使った一品を挙げつつ「この土地のメニューはそれだけではない」と書いています
対応機種で1点だけ注意があります。Nintendo Switch 2にのみ対応し、初代のNintendo Switchには対応しません。開発元が2026年2月25日のアナウンスで「the release will only be for Nintendo Switch 2, and not for the first Nintendo Switch console」と明記しています。
値段はどうなったか — 日本は据え置きだった
公式FAQは価格改定の理由を「早期アクセスから完全版に移行するため」と説明し、改定後の額を29.99ドルとしていました。日本円がいくらになるかは公式に出ておらず、「地域差がある可能性がある」と書かれているだけでした。
結果を実データで確認します。きょう2026年9月9日にSteamの価格データを取得したところ、次のとおりでした。
| ストア | 1.0リリース後の価格 |
|---|---|
| Steam 日本 | 3,400円(早期アクセス時から変わらず) |
| Steam 米国 | 29.99ドル |
つまり値上げは米ドル建ての表示価格に対して行われたもので、日本円の表示価格は動きませんでした。リリース前に「9日より前に買ったほうが安い」と書いた記事(この記事の初版を含みます)は、日本のストアに関しては結果として外れています。ここは訂正しておきます。
いま買うかどうかの判断は、値段ではなく中身で決めて構いません。
- すでに早期アクセス版を持っているなら、買い直しは不要です。公式FAQに「Your copy will simply update to a new version」とあります
- これから買うなら、日本のストアでは急ぐ理由がなくなりました。ただし為替や地域価格の見直しで後から変わる可能性は残るので、この表の日付(2026年9月9日)を基準に見てください
- セール待ちをするなら、正式リリース直後は割引が入りにくい時期です(2026年9月9日時点で割引率は0%)
こんな人におすすめ / おすすめしない
こんな人におすすめ
- 友人と協力サバイバルを長く遊びたい人(1.0でも1〜10人のまま)
- PS5・Nintendo Switch 2で初めて触る人(1.0から対応機種に加わる)
- 実績を最初から積み上げたい人(1.0導入時点から計測が始まる)
おすすめしない人
- MOD前提で遊びたい人(公式サポートは1.0でも無く、Steam Workshopも用意されない)
- 大規模な拠点の重さが1.0で解決すると期待している人(公式FAQは「大規模建築への効果は限定的」と回答)
- 海(Ocean)バイオームの更新を待っていた人(1.0はDeep North中心で、Oceanは対象外と明記)
- 初代Nintendo Switchで遊びたい人(対応するのはSwitch 2のみ)
仲間と再開するなら、ホストをどうするか
1.0は全機種の間でクロスプレイに対応します。ただしセーブの共有は別の話です。公式FAQによると、クロスプラットフォームのセーブ同期はXboxとPCの組み合わせだけで、しかもPC側はMicrosoft Store版で起動した場合に限られます。それ以外の組み合わせでは同期されません。
そして、Valheimのワールドは誰かがホストになって動かす形が基本です。1.0で人数の上限が1〜10人のまま変わらないことも公式FAQに書かれています。ここで実際に詰まるのは、人数ではなく時間帯です。ホスト役が落ちると、その日は誰も続きを進められません。
取れる手は3段階あります。上から順に試すのが安く済みます。
- ホスト役を1人に決めて、時間を合わせる 追加の費用も準備も要らない。集まれるならここで終わり
- 専用サーバーを自分で立てる 公式が無料で配布している。自宅のPCで動かす
- 自宅で動かし続けられないなら、借りる 同じ専用サーバーを、常時動く借りたPCの上で動かす形になる
2番目は無料でできます。開発元 Iron Gate の公式FAQには「If you wish to run a persistent server you can download the Valheim Dedicated Server-application from Steam」と書かれています。常設のサーバーを動かしたいなら、Steamから専用サーバーのアプリを落とせる、という意味です。同じFAQでIron Gate は公式サーバーを提供しておらず、プレイヤーのワールドやキャラクターにアクセスすることもないとも明記しています。
立て方も公式が用意しています。開発元のサポートページに「A Guide to Dedicated Servers」(2024年4月11日)という記事があり、Steam版で専用サーバーを構築する手順と、関連するコンソールコマンドの一覧が載っています。専用サーバーのプログラムを落とすと、同じ内容の案内が同梱されます。
つまり、費用が発生するのは「自宅のPCを24時間つけっぱなしにできない」場合だけです。その場合は、借りたサーバーの上で同じ専用サーバーを動かすことになります。
ゲーム用のVPSは提供会社ごとに対応タイトルが決まっているため、Valheimが対象に入っているかを個別に確認する必要があります。2026年9月9日に各社の公式ページで確認したところ、次の2社はValheimをテンプレートとして用意していました。
| 提供会社 | Valheimの扱い | 確認した場所 |
|---|---|---|
| ConoHa for GAME | 申し込み画面のテンプレート一覧にValheimがある | 公式サイトの対応ゲーム一覧(2026-09-09時点) |
| ロリポップ!for Gamers | 対応ゲームに含まれ、2026年9月7日に「【Valheim】マルチプレイのやり方」を公開 | 公式サイト(2026-09-09時点) |
この記事の初版では「Valheimに対応している提供会社を確認できていない」と書いていました。リリースに合わせて各社が対応を出したため、確認できた分に差し替えています。
なお、借りる前に自宅で動かすほうを先に試してください。専用サーバー自体は公式が無料で配布しており、時間帯さえ合えば費用はかかりません。
そもそも借りる必要があるかは、そのマルチ、サーバーを借りなくても遊べる?で人数と遊び方から線を引いています。費用の目安は人数とMODから必要メモリを引いて月額を出すを参照してください。
なお、ゲーム内に音声チャットはありません。公式FAQは「Valheim supports in-game chat, but you’ll have to use dedicated software such as Discord or TeamSpeak for voice communication」と書いています。文字チャットはありますが、声で話すなら別のソフトが要ります。
手持ちのセーブと実績はどうなるか
ここは誤解が起きやすいので、公式FAQの回答をそのまま整理します。
セーブは消えません。「Your old saves will still be where you last left them, and you can continue to play with them if you like」と回答されています。
既存ワールドにも新コンテンツは入ります。ただし条件があります。バイオームの生成が正しく働くのはまだ探索していない領域だけです。公式FAQは「未探索の領域」を、誰もまだ足を踏み入れていない場所で、しかもその半径およそ500メートル以内も含むと定義しています。すでに歩き回った場所とその周囲には、新しい地形は生成されません。これはプレイヤーが建てた建造物を壊さないための仕様だと説明されています。だから開発元は「最初からやり直すことを推奨する」と書いています。Deep Northへ直行することも可能ですが、その場合も推奨は作り直しです。
実績は1.0を導入した時点から計測が始まります。公式FAQは「最初のボス(Eikthyr)を500回倒していても、実績のためにはもう一度倒す必要がある」という例を挙げています。過去の実績が引き継がれるわけではありません。
既存セーブで続ける場合の得と損
👍 好評でよく挙がる点
- 拠点も装備もそのまま残る(公式FAQ: セーブは元の場所に残る)
- 新コンテンツ自体は既存ワールドにも入る
- Deep Northへ直行することもできる
👀 不評・注意で挙がる点
- 探索済みの領域には新しいバイオームが生成されない
- 実績はゼロから積み直しになる(1.0導入時点から計測開始)
- 過去にコマンドを使ったキャラクターには実績取得の制限がかかる
編集部の分析まとめ
拠点を残したいなら既存セーブ、実績と地形を最良の状態で見たいなら新規ワールド。公式の推奨は新規です。
コマンドを使ったことがある人は、もう1点だけ確認してください。公式FAQは、spawn のような開発者コマンドを使うとそのキャラクターとワールドに恒久的なフラグが付き、実績が取れなくなると説明しています。1.0より前にコマンドを使ったキャラクターも同じ扱いです。freefly のような一部の例外はありますが、コマンドで出したアイテムにも印が付き、印の付いたアイテムを拾った側も一時的に実績が取れなくなります。所持品からそのアイテムを捨てれば戻ります。ハンマーモードのようなワールド修飾子も、一部の実績を止めます。
1.0で「変わらない」と公式が言っていること
期待を先に外しておいたほうがよい項目が3つあります。いずれも公式FAQに明記されています。
- MODは公式にサポートされません。このため1.0で動く保証は無く、Steam Workshopも用意されません。コンソール版でもMODは使えません
- Oceanバイオームの更新は入りません。今回はDeep Northに集中しており、他の領域にも新要素はあるものの、海に特化した更新ではないと回答されています
- 大規模な拠点の動作は、1.0では大きく改善しません。最適化は入りますが「大規模建築への影響は大きくない」と明言されています。含まれるのはゾーンの読み込み時のマイクロスタッター軽減と、セーブの高速化です
なお、1.0の前に公開テストブランチ(PTB)が用意されることはありません。「全員に同じタイミングで体験してほしい」というのが公式の説明です。セーブシステムの刷新自体は2026年5月のPTBで先行テストされており、その目的は保存の高速化とセーブ破損リスクの低減だと説明されていました。
よくある質問
Valheimの正式リリースはいつですか?
2026年9月9日です。開発元 Iron Gate Studios が2026年6月7日の公式アナウンスで日付を発表し、その後のアナウンスでも繰り返し確認されています。
Steamの配信日が2021年2月2日になっていると聞きましたが?
それは早期アクセス中の表示です。2026年9月9日時点では、Steamの配信日欄は「2026年9月9日」に更新されています。早期アクセスのタイトルは、早期アクセスが明けるまで配信日欄が早期アクセス開始日を指し続けます。2021年2月2日と書いてある解説を見かけたら、早期アクセス中に書かれたものだと判断してください。
1.0で値上げされましたか?
日本ではされていません。公式FAQには29.99ドルへの改定が明記されていましたが、2026年9月9日にSteamの価格データを確認したところ、日本の価格は3,400円のまま変わっていませんでした。米国は29.99ドルです。値上げは米ドル建ての表示に対して行われたもので、日本円の表示価格は動いていません。
早期アクセス版を持っている場合、買い直しが必要ですか?
不要です。公式FAQに「新しいバージョンに更新されるだけ」と回答されています。
今のワールドをそのまま続けられますか?
続けられます。セーブは残ります。ただし新しいバイオームの生成が正しく働くのは、まだ探索していない領域だけです。公式は最初からやり直すことを推奨しています。
実績はいくつありますか? 過去のプレイぶんは反映されますか?
53個です(2026-09-09にSteamで確認)。過去のプレイぶんは反映されません。実績の統計は1.0を導入した時点から計測が始まります。公式FAQは「すでに500回倒していても、もう一度倒す必要がある」という例を挙げています。
どの機種で遊べますか?
Steam(Windows・Linux・Mac)、Mac App Store、Humble(Windows・Linux・Mac)、Microsoft Store、Xbox One、Xbox Series X/S、PlayStation 5、Nintendo Switch 2です。初代のNintendo Switchには対応しません。
何人まで一緒に遊べますか?
1〜10人です。1.0でも変わりません。
MODは使えますか?
公式のサポートはありません。1.0で既存のMODが動く保証は無く、Steam Workshopも用意されません。コンソール版でもMODは使えません。





