先に、いちばん多い誤解を潰します。ファミリーシェアリングでは、同じゲームを同時に2人で遊べません。 共有はライブラリを貸す仕組みで、1本のコピーを同時に2人が使う仕組みではないからです。借りている側が遊んでいる間、持ち主はそのゲームを起動できません(その逆も同じ)。
つまり「1本買って家族と共有して、一緒に協力プレイ」は成立しません。一緒に遊ぶには別の手段が要ります。それを踏まえたうえで、では何が共有できるのか——ストアページの機能表記を22本ぶん確認しました。
- 作品が共有対象か確認 別キー必須の作品は不可
- ファミリーに参加 最大6人
- 同じ作品の同時プレイは不可 最大の制約
- 一緒に遊ぶなら別の手段 フレンドパス等へ
対応・非対応の一覧(2026年8月22日時点)
| ゲーム | ファミリーシェアリング | 協力の形式 | 日本語 | 根拠 |
|---|---|---|---|---|
| It Takes Two | 表記なし | オンライン協力・画面分割・RPT | ○ | Steamストアの機能欄 |
| スプリット・フィクション | 対応 | オンライン協力・画面分割・RPT | ○ | 同上 |
| Overcooked! 2 | 対応 | オンライン協力・画面分割・RPT | ○ | 同上 |
| Portal 2 | 対応 | オンライン協力・画面分割・RPT | ○ | 同上 |
| Stardew Valley | 対応 | オンライン協力・LAN・画面分割・RPT | ○ | 同上 |
| Core Keeper | 対応 | オンライン協力 | ○ | 同上 |
| Lethal Company | 対応 | オンライン協力 | ✕ | 同上 |
| PEAK | 対応 | オンライン協力 | ○ | 同上 |
| Chained Together | 対応 | オンライン協力・画面分割・RPT | ✕ | 同上 |
| Human Fall Flat | 対応 | 協力・画面分割・RPT | ○ | 同上 |
| PICO PARK | 対応 | オンライン協力・画面分割 | ✕ | 同上 |
| Escape Simulator | 対応 | オンライン協力 | ○ | 同上 |
| We Were Here | 対応(基本無料) | オンライン協力 | ○ | 同上 |
| Don’t Starve Together | 対応 | オンライン協力・LAN | ○ | 同上 |
| Terraria | 対応 | オンライン協力 | ✕ | 同上 |
| Slay the Spire | 対応 | (シングル) | ○ | 同上 |
| Vampire Survivors | 対応 | オンライン協力・RPT | ○ | 同上 |
| ELDEN RING | 対応 | オンライン協力 | ○ | 同上 |
| Once Human | 対応(基本無料) | オンライン協力 | ○ | 同上 |
| Escape from Tarkov | 表記なし | オンライン協力 | ○ | 同上 |
| Path of Exile | 表記なし(基本無料) | オンライン協力 | ○ | 同上 |
| Warframe | 表記なし(基本無料) | オンライン協力 | ○ | 同上 |
判定はすべて、Steamストアページの機能欄に「ファミリーシェアリング」の表記があるかで行っています。ストアの表示がそのまま根拠なので、自分が買おうとしているタイトルも同じ方法で確認できます(ストアページ右側の機能一覧を見るだけです)。
表から読み取れること
同じ開発元でも扱いが違います。 『It Takes Two』には表記が無く、後発の『スプリット・フィクション』にはあります。「有名な協力ゲームだから共有できるはず」という推測が通じないことの、いちばん分かりやすい例です。
基本無料タイトルは、表記が無くても困りません。 Path of Exile・Warframeに表記が無いのは、そもそも誰でも無料で入手できるからです。共有する必要がありません。一方で、同じ基本無料でも『Once Human』や『We Were Here』には表記があります。基本無料=一律に対象外、でもないということです。
表記が無い=家族に貸せない、と読んでください。買う前にこれを確認しておかないと、「共有するつもりで買ったのに貸せない」という一番痛い事故になります。
同時に遊べないと、何が起きるのか
具体的に書きます。あなたが『Stardew Valley』を持っていて、家族に共有したとします。
- 家族がそのゲームを遊んでいる間、あなたは自分のライブラリにあるそのゲームを起動できません
- あなたが起動すると、家族側は数分の猶予のあとに終了を求められます
- 別のゲームを同時に遊ぶことはできます(ライブラリ全体が使えなくなるわけではありません)
一緒に協力プレイをしたいのであれば、この仕組みは最初から選択肢に入りません。ここを勘違いしたまま買うと、当日になって詰みます。
では、一緒に遊ぶには
1本で2人遊びたいなら、手段は別にあります。
- フレンドパス: 1本買えば、対応作品のフレンドは無料で参加できます。遅延も画質の劣化もありません。対応作は1本買えば2人で遊べるSteamのフレンドパス対応ゲームにまとめてあります。『It Takes Two』が共有の対象外なのは、この仕組みを持っているからという見方もできます
- リモートプレイトゥギャザー: ローカル協力対応の作品なら、ホストが持っているだけで相手が参加できます。映像を送る方式なので遅延は乗ります
- 無料タイトルから始める: そもそも2人とも無料で遊べる作品なら、この議論自体が不要です。無料で2人から遊べる作品から相性を試すのが安全です
作品選びそのものは2人で遊ぶSteam協力ゲームの選び方へ。
よくある疑問
Q. 表記が無いタイトルでも、実際には共有できることがありますか? ストアの機能表記が公式の判断材料です。表記が無いものを前提に計画を立てないでください。仕様は変わることがあるので、購入前にそのタイトルのストアページで確認するのが確実です。
Q. 共有した相手のセーブデータはどうなりますか? 借りた側のセーブは借りた側のアカウントに紐づきます。持ち主のデータが上書きされることはありません。
Q. 家族以外にも貸せますか? Steamの共有は同じ家族グループとして登録した相手が対象です。友達と1本を分け合う用途には向きません。友達と遊ぶなら、上のフレンドパスかリモートプレイトゥギャザーが正解です。



