死にゲーをやってみたいが挫折が怖い。この不安に対する答えは「根性を出せ」ではなく、救済機能が付いている作品を選べです。

Steamのストア機能欄には「難易度の調整」というアクセシビリティ項目があります。これが記載されていれば、公式に難易度を下げる手段があるということです。主要なソウルライク15作を調べたところ、記載があったのは3作だけでした。

※以下の「難易度設定」列は、Steamストアの機能欄に「難易度の調整」の記載があるかどうかです。記載が無くても、ゲーム内にアシスト機能が存在する場合はあります。断定を避けるため、確認できた事実のみを載せています。

救済機能マトリクス(Steam公式データ・2026年8月21日時点)

タイトル難易度設定協力プレイ日本語価格
Another Crab’s Treasure○—○¥3,300
Lies of P○—○¥8,360
STAR WARS ジェダイ:サバイバー○—○¥9,700
ELDEN RING—○○¥9,020
DARK SOULS III—○○¥5,940
CODE VEIN—○○¥9,020
仁王2 Complete Edition—○○¥6,380
REMNANT II—○○¥5,500
Lords of the Fallen—○○¥1,402
Sekiro: Shadows Die Twice——○¥8,360
Mortal Shell II——○¥6,480
黒神話:悟空——○¥5,313
The First Berserker: Khazan——○¥7,590
Steelrising——○¥5,150
Thymesia——○¥790

価格は執筆時点のもので、セールで変動します。

「難易度を下げる」には3つの型がある

表を見ると、救済の仕組みが3つに分かれることが分かります。

型1:設定で明示的に下げる(3作) Another Crab's Treasure Lies of P STAR WARS ジェダイ:サバイバー。メニューから難易度やアシストを選べます。誰にも頼らず、いつでも自分の判断で楽にできるのが強みです。

型2:協力プレイで人を呼ぶ(6作) ELDEN RING DARK SOULS III CODE VEIN 仁王2 REMNANT II Lords of the Fallen。難易度そのものは変わりませんが、手数が増えれば実質的に楽になります。ただし相手が必要で、詰まった瞬間にすぐ呼べるとは限りません。

型3:どちらも無い(6作) Sekiro Mortal Shell II 黒神話:悟空 Khazan Steelrising Thymesia。正面から突破するしかありません。初手で選ぶ作品ではないというのが率直なところです。

型1と型2には決定的な差があります。型2は「相手ありき」です。深夜に一人で詰まったとき、型1なら設定を変えて先に進めますが、型2は待つしかありません。挫折が怖いという人が本当に必要なのは型1です。

最初の1本におすすめの順

1. Another Crab’s Treasure(¥3,300) — この記事で最も推せる1本です。難易度設定があるうえに価格が安く、ヤドカリが貝殻を背負って戦うという題材で見た目の圧が弱い。ソウルライクの文法を学ぶ教材として最適です。アシスト機能は「ダメージを減らす」だけでなく、極端な選択肢まで用意されていることで知られています。

Another Crab's Treasure のプレイ画面 1
Lies of P のプレイ画面 1
ELDEN RING のプレイ画面 1

2. Lies of P(¥8,360) — 難易度設定があり、かつ作品としての評価が非常に高い。人形の街を舞台にしたダークファンタジーで、雰囲気とボス戦の完成度を求めるならこちら。「救済があるから物足りない」ということが無いのが強みです。

3. STAR WARS ジェダイ:サバイバー(¥9,700) — スター・ウォーズという入口の広さが最大の武器。難易度を下げればアクションが苦手でも物語を最後まで見られます。ソウルライク純度は他より低めで、そこを物足りないと感じる人もいます。

協力プレイ前提でよければ、Lords of the Fallen(¥1,402)は価格が突出して安く、フルプライスのリスクを負わずに型2を試せます。

逆に、初手で薦めない作品

正直に書きます。

Sekiro — 難易度設定も協力プレイもありません。しかも「弾き」を習得しないと先に進めない設計で、レベル上げで押し切ることもできません。ソウルライクの中でも例外的に逃げ道が少ない作品です。名作ですが、1本目ではありません。

黒神話:悟空 / Khazan / Mortal Shell II — いずれも救済機能が確認できず、正面突破が前提です。Mortal Shell II は2026年8月20日発売でSteamレビュー「非常に好評」91%と評価が高いのですが、それは難しさを楽しめる人にとっての評価です。

Thymesia(¥790) — 安いので試しやすく見えますが、救済が無いうえに独特の体力管理が要求されます。「安いから最初の1本に」という選び方は避けたほうがいいです。

難易度を下げると何が失われるか

先に知っておいたほうがいい話です。

達成感 — これが最大です。ソウルライクの面白さは「勝てなかったボスに勝てるようになる」変化そのもので、難易度を下げるとその落差が小さくなります。まず標準で挑み、10回以上負けてから下げるという使い方が現実的です。

実績(トロフィー) — 難易度を下げると一部の実績が解除できなくなる作品があります。コンプリートを狙うなら事前に確認してください。

会話の共有 — 「あのボスで詰まった」という体験が、他のプレイヤーと共通言語になりにくくなります。気にしない人には関係ない話です。

一方で、下げても失われないものもあります。物語、世界観、探索、ビルドの試行錯誤。これらが目的なら、難易度を下げることに何のデメリットもありません。

操作面のつまずき対策

ソウルライクは「パッド必須」と言われがちですが、キーボードとマウスでもクリアできます。実際に多くのプレイヤーがそうしています。

ただしパッドが有利な場面はあります。移動の微調整(スティックなら歩きと走りを無段階で使い分けられる)と、カメラと攻撃の同時操作です。ロックオンを切って戦う場面で差が出ます。

いま持っていないなら、まずキーマウで数時間試してください。「操作が原因で死んでいる」と感じてから買っても遅くありません。

Game Guide Scout の結論

  • とにかく挫折したくない、予算も抑えたい → Another Crab's Treasure。難易度設定つきで¥3,300は破格です
  • 救済はほしいが、作品としての完成度も譲れない → Lies of P
  • アクションは苦手だが物語を見たい → STAR WARS ジェダイ:サバイバー
  • 一緒に遊ぶ相手がいる → ELDEN RING か REMNANT II。協力プレイが実質的な救済になります
  • 安く型2を試したい → Lords of the Fallen(¥1,402)
  • Sekiro をやりたい → 止めませんが、2本目以降にしてください。逃げ道がありません

日本語の対応状況をもっと詳しく知りたい場合はSteamゲームの日本語対応の見分け方、非力なPCで動くかを確認したい場合は非力なPCでも本当に動くSteamゲームもどうぞ。

よくある質問

Q. 表に「—」とある作品は、絶対に難易度を下げられませんか

そうとは限りません。この表はSteamストアの機能欄に「難易度の調整」の記載があるかを示したものです。記載が無くてもゲーム内にアシスト機能がある場合はあります。確実なのは「○」の3作で、それ以外は購入前に各作の設定項目を確認してください。

Q. 協力プレイがあれば初心者でも大丈夫ですか

楽にはなりますが、相手が必要です。詰まった瞬間に呼べるとは限らず、オンラインの野良マッチングは作品によって過疎具合が違います。一人で完結させたいなら難易度設定つきの3作を選んでください。

Q. 難易度を下げるのは「甘え」ですか

いいえ。開発元が公式に用意した機能です。Another Crab's Treasure のようにアシストを積極的に押し出す作品もあります。遊べずに積むより、下げてでも最後まで遊んだほうが得られるものは多いというのが当サイトの立場です。

Q. パッドは必須ですか

必須ではありません。キーボードとマウスでクリアしている人は大勢います。移動の微調整とカメラ操作でパッドが有利な場面はありますが、まずキーマウで試して、不便を感じてからで十分です。

Q. どれか1本だけ選ぶなら

Another Crab's Treasure です。難易度設定があり、価格が安く、見た目の圧も弱い。ソウルライクが自分に合うかどうかを判断するコストが最も低い作品です。