マイクを買って一段落したあと、次に目に入るのがマイクアームとポップガードです。ただ、この2つは買わなくても困らない人がかなりの割合でいます。先に条件を出すので、当てはまらなければここで読み終えて構いません。

😟 こんなお悩みはありませんか?

  • マイクは買ったけど、アームやポップガードまで要るのか分からない
  • 「ぱぴぷぺぽ」の音がボフッと入るのが気になる
  • 買ったのに机に取り付けられなかった、という話を聞いて怖い

✅ この記事で解決できます!

  • 要る人・要らない人の条件をはっきり分ける
  • 買わずに軽減する方法を先に試す
  • サイズとネジ規格で失敗しないための確認点が分かる

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まだ要らない人の条件

次の3つに当てはまるなら、今は買わなくて構いません。

  1. マイクを置くスペースが机にある — アームの主目的は場所を空けることと、口元まで運ぶことです。卓上スタンドのままで無理なく口元に向くなら、解決すべき問題がまだありません
  2. 通話相手や視聴者から打鍵音を指摘されていない — アームは机の振動をゴムで吸収してくれますが、そもそも打鍵音が乗っていないなら効果を実感できません
  3. 録音を聞き返して、破裂音が耳につかない — ポップガードが解決するのはこの1点だけです。気にならないなら不要です

当サイトのPCゲーム配信の最小構成でも書いたとおり、配信を始める段階で本当に要るのはマイクだけです。周辺の小物は、具体的な不満が出てから買うほうが失敗しません。

買わずに済ませる方法を先に試す

破裂音は、機材を足す前に置き方で減らせます。

マイクの正面を口から外す。 息はまっすぐ前に出るので、マイクを口の真正面ではなく、口元から10〜15度ほど横か上にずらして向けると、息が直接ぶつからなくなります。単一指向性のマイクなら音質はほとんど変わりません。これだけで解決する人が一定数います。

距離を少し取る。 近づけるほど息の影響は大きくなります。近接効果で声は太くなりますが、破裂音も一緒に増えます。

打鍵音が乗る場合は、マイクの下に緩衝材を挟む。 スタンドの底に厚手のフェルトやスポンジを敷くだけでも、机を伝う振動はかなり減ります。

ここまで試して、それでも不満が残るなら買う番です。

マイクアームが効くのはどういうときか

アームが解決するのは3つです。机の上の面積を空けること、マイクを口元の好きな位置に固定できること、そして机の振動を伝えにくくすること。逆にいうと、この3つに困っていないなら効果を実感できません。

買うと決めたら、確認するのはデザインではなくサイズです。ここを見ずに買うと、届いてから取り付けられないという事故が起きます。

マイクアームで失敗しないための4つの確認

01

天板の厚み

クランプには対応厚みの範囲があります。4cm超の極厚天板は挟めないことが多く、逆に薄すぎてもぐらつきます。まず自分の机の厚みを測ってください

02

天板の奥行きと裏側

クランプは奥行き3〜5cm程度の平らな面を必要とします(2cm対応の薄型もあります)。天板の裏に補強の桟や引き出しがあると、厚みが足りていても物理的に挟めません

03

ネジ規格(最大の落とし穴)

3/8インチ(AKG規格)と5/8インチ(SHURE規格)があります。アーム側は5/8オス、マイクホルダー側は3/8メスが多く、多くのアームには変換アダプタが付属します。付属の有無を必ず確認してください

04

耐荷重

重いコンデンサーマイクをアームに載せると、対応重量を超えた場合にじわじわ垂れてきます。マイクの実重量とアームの耐荷重を突き合わせておくと安心です

変換ネジには向きがあります。 3/8→5/8の変換アダプタには片側に溝(切れ込み)があり、そこにコインをかませて回して外す構造になっています。逆向きに取り付けると外せなくなるので、はめる前に溝がどちら側かを確認してください。これは事前に知らないとまず気づけない部分です。

机がどうしても対応しない場合は、天板とクランプの間に厚み2〜3cmの当て木を挟む、という定番の回避策があります。

当て木でも無理な机(ガラス天板・裏に手が入らない・全周に補強の桟がある)で、かつ配信を続けるつもりなら、机そのものを条件から選び直すという逆方向の解もあります。買い替えるなら、この記事で測った「天板の厚み」「裏側の平らな奥行き」を商品仕様と突き合わせてから決めてください。

なお、ここで測った「天板の厚み」と「天板裏の奥行き」は、モニターアームでもそのまま使えます。クランプで挟む仕組みが同じだからです。机の上の面積を空けるという目的なら、モニターの台座をなくすほうが効果は大きいので、同じ机で両方を検討しているならモニターアームが自分の机に付くか、買う前に測る3つの数字もあわせて読んでください。測る数字は共通です。

選ぶときの基準

天板の厚みと奥行きが合っていて、変換アダプタが付属していること。 この2点さえ満たしていれば、価格帯による使い勝手の差はそれほど大きくありません。長さは、マイクを口元まで持ってくるのに必要な分だけあれば十分です。伸ばしすぎるアームはむしろ垂れやすくなります。

ポップガードが効くのはどういうときか

ポップガードが対処するのは、破裂音(ぱぴぷぺぽ)を発するときに出る強い息が、マイクの振動板にぶつかって「ボフッ」となる現象だけです。それ以外のノイズ——キーボードの音、部屋の反響、エアコン、リップノイズ——には効きません。 ここを誤解して買うと「効果がなかった」となります。

種類は3つあります。

  • メッシュ/ナイロン型 — 円形のガードをアームで固定するタイプ。息をしっかり拡散させます
  • 巻きつけ型 — マイクに直接取り付けるタイプ。省スペースで、アームがなくても使えます
  • ウィンドスクリーン(スポンジ) — マイクにかぶせるスポンジ。主に風対策で、破裂音への効果はやや穏やかです

正直に書くと、ゲーム実況や通話の用途では、アーム型と巻きつけ型で違いが分からなかったという実体験レビューも出ています。 音楽の録音ではなくボイスチャットや実況が目的なら、省スペースな巻きつけ型で十分なことが多く、卓上に置く余裕がないならなおさらです。

選ぶときの基準

マイクアームを使うならメッシュ型、卓上スタンドのままなら巻きつけ型。 マイクの直径に対応しているかだけ確認してください。買い替えのリスクが小さい価格帯なので、迷ったら省スペースな方から試すのが無難です。

用途別・要否の早見表

用途重視ポイントマイクアームポップガード
友達とのボイスチャット 会話が通じれば十分 △ 不要なことが多い△ 気になったら
ゲーム実況の配信 打鍵音と破裂音 ○ 打鍵音が乗るなら○ 巻きつけ型で十分
録画して編集する動画 後から直せない ◎ 位置を固定できる◎ メッシュ型を推奨
歌や楽器の録音 音質最優先 ◎ 必須に近い◎ 必須に近い
机が狭い/物が多い 場所を空けたい ◎ 最大の効果△ 巻きつけ型なら

それでも改善しないなら、原因は別にあります

アームとポップガードを足しても音がよくならない場合、問題はこの2つのどちらかです。

マイク本体 — 指向性が合っていない可能性があります。無指向性のマイクを部屋の真ん中で使えば、環境音を全部拾います。ゲーム用途なら単一指向性を選んでください。

部屋の反響 — 声が響いて聞こえるのは、機材ではなく壁のせいです。カーテンを閉める、背後に布を掛ける、机に何か置くだけでも変わります。この場合、どんな高級マイクに買い替えても解決しません。

マイク自体をこれから選ぶ場合は協力プレイのボイスチャット用ヘッドセットも参考にしてください。ヘッドセット内蔵のマイクで足りる用途なら、そもそもこの記事の話は不要になります。

迷ったらこれ|買うなら先にアームから

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マイクアーム(クランプ式)

確認すること
天板の厚み・奥行き
ネジ規格
3/8と5/8。変換アダプタ付属を推奨
設置方式
クランプ式(当て木で対応可)

今おすすめする理由

  • 机の面積が空くという効果が、音質と関係なく確実に得られる
  • 口元との距離と角度を自由に決められるので、破裂音の対策そのものにもなる
  • 打鍵音が乗る環境では、振動を伝えにくいという副次的な効果もある
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Game Guide Scout の結論

  • 友達と通話しながら遊ぶだけ → どちらも要りません。マイクの角度を変えるところから始めてください
  • 配信を始めたばかりで、打鍵音を指摘された → マイクアームを先に。ポップガードは後回しで構いません
  • 録画して編集する動画を作る → 両方あると作業が楽になります。位置が毎回同じになるのが効きます
  • 机が狭い → アームの効果が最も大きい状況です。ただし天板の厚みと裏側の形状を先に確認してください
  • 買ったのに破裂音が消えない → 原因はポップガードではなくマイクの向きか部屋です

よくある質問

Q. マイクアームとポップガード、先に買うならどちらですか

マイクアームです。場所が空く、位置を固定できるという効果は音質と関係なく得られますし、口元との角度を調整できるようになることで破裂音自体も減らせます。

Q. 手持ちのマイクがアームに付くか分かりません

ネジ規格を確認してください。3/8インチ(AKG規格)と5/8インチ(SHURE規格)があり、アーム側は5/8オス、マイクホルダー側は3/8メスであることが多いため、多くのアームには変換アダプタが付属します。付属していない場合は別途必要です。

Q. 机が分厚くてクランプが挟めません

天板とクランプの間に厚み2〜3cm程度の当て木を挟む方法が定番です。天板の裏に補強の桟がある場合は、桟を避けた位置で挟めるか確認してください。

当て木でも無理な条件(ガラス天板、天板裏に手が入らない、耐荷重が不明)については、モニターアームの記事に条件別でまとめてあります。クランプの仕組みは共通です。

Q. ポップガードでキーボードの音は消せますか

消せません。ポップガードが対処するのは破裂音のときの息だけです。打鍵音にはマイクアームによる振動対策や、マイクの指向性・位置の見直しが有効です。

Q. ヘッドセットのマイクでもポップガードは要りますか

基本的に不要です。ヘッドセットのマイクは口元から少し外した位置に来る設計で、多くはウィンドスクリーン(スポンジ)が付いています。気になる場合は、マイクアームの位置を口の正面から少しずらしてください。