発売は2026年9月29日。買ってから気づくと面倒な条件が2つあります。ストレージが90GB必要なこと、そして日本語に音声が付いていないことです。

Steamの対応言語欄で、フル音声対応を示す印が付いているのは英語とドイツ語だけです。日本語は一覧に入っていますが印はありません。字幕とインターフェイスの日本語対応、という読み方になります。

ストレージは最低・推奨のどちらの欄にも90GBと書かれています。返金の対象になるのは購入から2週間・プレイ2時間以内なので、空き容量が足りずにインストールできないまま時間だけ過ぎる、という事故が起きやすい数字です。

GPU判定表

判定は公式が挙げた6枚との世代・クラス関係と、VRAMの容量で置きました。ベンチマークの実測ではありません。

GPUVRAM判定判定の根拠
Intel Iris Xe / Radeon 780M(内蔵)共有メモリ最低未満公式の最低は単体GPUのGTX 1060/RX 480/Arc A380。内蔵GPUは対象外
GeForce GTX 1050 Ti4GB最低未満最低に挙がるGTX 1060の下位モデル
GeForce GTX 10606GB最低(基準そのもの)「NVIDIA GeForce GTX 1060」と最低要件に明記
Radeon RX 4808GB最低(基準そのもの)「AMD Radeon RX 480」と最低要件に明記
Intel Arc A3806GB最低(基準そのもの)「Intel Arc A380」と最低要件に明記。Intel Arcが最低要件に載る珍しい例
GeForce GTX 1660 SUPER6GB最低〜推奨GTX 1060より上、RTX 3070より下
GeForce RTX 20606GB最低〜推奨同上。VRAMは推奨の8GBに届かない
GeForce RTX 306012GB最低〜推奨推奨に挙がるRTX 3070の下位モデル。VRAMは12GBで余裕がある
GeForce RTX 30708GB推奨(基準そのもの)「NVIDIA GeForce RTX 3070」と推奨要件に明記
Radeon RX 680016GB推奨(基準そのもの)「AMD Radeon RX 6800」と推奨要件に明記
Intel Arc A7708GB / 16GB推奨(基準そのもの)「Intel Arc A770」と推奨要件に明記
GeForce RTX 407012GB推奨以上RTX 3070より後の世代の上位クラス

VRAMの条件は最低4GB・推奨8GBと明記されています。GPUの型番が基準に届いていても、VRAMが4GB未満のモデルは対象外です。

どんなゲームか

Transport Fever 3

シミュレーション ストラテジー 1人 日本語(字幕のみ)

馬車と蒸気機関車から高速鉄道とジェット機まで、100年以上にわたる輸送網を設計する経営シミュレーション。シリーズ3作目。

Transport Fever 3 のプレイ画面 1Transport Fever 3 のプレイ画面 2Transport Fever 3 のプレイ画面 3Transport Fever 3 のプレイ画面 4

GPUよりCPUの段差が大きい

要件表で目を引くのはCPUです。

ゲーム基本情報・必要スペック(公式情報)

必要スペック(最低動作環境)
OS最低: Windows 10(64bit)以降 推奨: Windows 11
CPU最低: Core i5-8400 / Ryzen 5 2600X 推奨: Core i7-13700K / Ryzen 7 7800X3D
メモリ最低 8GB / 推奨 16GB
GPU最低: GTX 1060 / RX 480 / Arc A380(VRAM 4GB) 推奨: RTX 3070 / RX 6800 / Arc A770(VRAM 8GB)
ストレージ90GB(最低・推奨とも同じ)
基本情報
ジャンルシミュレーション / ストラテジー
開発元Urban Games
パブリッシャーParadox Interactive
リリース日2026年9月29日
対応言語日本語対応(音声のフル対応は英語とドイツ語のみ)
  • カテゴリはシングルプレイヤーとレベル編集可能。マルチプレイヤーの表記は無い
  • Intel Arcが最低・推奨の両方に明記されている
  • フルコントローラサポートあり

出典: Steam公式ストアページ(最低動作環境)。最新の価格・対応状況は各Steamページで確認してください。

最低のCore i5-8400は2017年の製品、推奨のCore i7-13700Kは2022年の製品です。GPU側の開き(GTX 1060 → RTX 3070)より、CPU側の世代差のほうが大きく取られています。AMD側も Ryzen 5 2600X から Ryzen 7 7800X3D で、推奨に挙がっているのはゲーム用途で最上位クラスのモデルです。

輸送シミュレーションは、車両・貨物・都市の需要をすべて同時に計算し続けます。路線を増やすほど計算量が積み上がる構造なので、要件表がCPU側に大きく振れているのは仕様と噛み合っています。

つまり、GPUだけを見て「動く」と判断すると、後半になって重くなる可能性があります。序盤の小さな路線網で快適でも、都市を増やしてからが本番です。

メモリ8GBで始めるとどうなるか

最低8GB・推奨16GBという設定は、上のCPUの話と同じ理由です。マップと都市の規模が大きくなるほど、保持するデータが増えます。

8GBでも起動条件は満たします。ただしWindowsとブラウザを開いたまま遊ぶ環境では、8GBのうち実際にゲームが使える量が減ります。長時間の建設が前提のゲームなので、メモリは推奨側に寄せる価値があります。

90GBの空きが作れないとき

空き容量を確保する順番

01

まず表示上の空きを疑う

Steamはインストール中に一時領域を使うため、90GBちょうどでは足りないことがある。余裕を見る。

02

別ドライブへのインストール

Steamはライブラリフォルダを複数持てる。Cドライブが手狭でも、別ドライブに置けば済む。

03

既存タイトルの移動

遊んでいないタイトルをアンインストールするより、ライブラリフォルダごと移動するほうが復帰が早い。

04

増設という選択

90GBは1本ぶんの数字。同種のシミュレーションを続けるなら、容量を足すほうが結果的に手間が減る。

増設するなら、内蔵のM.2 NVMe SSDが素直です。読み込みの速さより、まず容量が問題になっている状況なので、規格が合っていれば上位モデルを選ぶ理由はあまりありません。デスクトップかノートかでスロットの有無が変わるので、先に空きスロットを確認してください。

判定が足りなかったときの直し方

安く済む順に並べると、メモリの増設、SSDの増設、GPUの交換、本体の買い替えです。このゲームの場合はCPU側の要求が高いので、CPUが最低のCore i5-8400/Ryzen 5 2600Xを下回っているなら、GPUだけ替えても推奨の体験には届きません。

CPUを替えるとマザーボードと電源まで交換範囲が広がります。そこまで来たら本体ごと選び直したほうが総額は下がります。BTOで選ぶときの条件は「RTX 3070相当以上」「Core i7-13700K相当以上」「メモリ16GB」「空き容量90GB」の4つです。

買う前に確認しておくこと

こんな人におすすめ / おすすめしない

こんな人におすすめ

  • 路線を設計して収支を組み立てるのが好きな人。カテゴリはシングルプレイヤーで、腰を据えて遊ぶ設計
  • 日本語の字幕とインターフェイスがあれば十分な人
  • CPUが Core i7-13700K / Ryzen 7 7800X3D 相当に近い人。後半で差が出る

おすすめしない人

  • 日本語音声を期待している人。フル音声対応の印は英語とドイツ語にしかない
  • 空き容量90GBを確保できない人。最低要件でも同じ90GBが必要
  • 友達と一緒に遊びたい人。マルチプレイヤーのカテゴリ表記は無い

よくある質問

日本語音声はありますか?

ありません。Steamの対応言語一覧でフル音声対応の印が付いているのは英語とドイツ語だけです。日本語は字幕とインターフェイスの範囲です。

マルチプレイで遊べますか?

Steamのカテゴリはシングルプレイヤーのみで、マルチプレイヤーや協力プレイの表記はありません。

Intel Arcでも動きますか?

最低要件にArc A380、推奨要件にArc A770が明記されています。Intelの単体GPUが両方の欄に載っているタイトルは多くないので、Arcを使っている人にとっては判断しやすい部類です。

GTX 1060で遊べますか?

最低要件そのものなので、起動して遊べる想定です。ただし路線と都市が増えた後半で重くなる可能性があります。推奨がRTX 3070とCore i7-13700Kという設定なので、最低ラインは「動く」の意味だと考えてください。