「STEINS;GATE」はSteamに3つ並んでいます。原作(2016年)、ELITE(2019年)、RE:BOOT(2026年8月19日)。どれも同じ物語のはずなのに値段が倍以上違うので、選びようがありません。
Steam公式のアプリ情報とストアページの購入欄から、3つの中身と「実際に買える形」を並べました(2026年8月25日取得)。
この記事の価格と特典は2026年8月25日時点のものです。RE:BOOTの¥5,742は定価¥6,380の10%オフセール中の値で、セールが終われば成立しません。早期購入特典は2026年11月30日 午前11:00(PT)で終了予定です。購入前にストアページで現在の価格と特典の有無を確認してください。
結論を先に書きます。既プレイ者が買う理由は「新しい物語」です。RE:BOOTのストア記載には、鳳凰院凶真が存在しないγ世界線を舞台にした新規シナリオが追加されると書かれています。グラフィックの刷新だけではありません。
初見なら価格で選んで構いません。物語の本筋は3つとも同じで、最安は原作の¥2,980です。
STEINS;GATE RE:BOOT — ゲーム画面
STEINS;GATE RE:BOOT
2010年夏の秋葉原を舞台にしたSFアドベンチャー。過去へメールを送れる「タイムマシン」を偶然作ってしまった大学生・岡部倫太郎の物語。グラフィックとUIを刷新し、ボイスとサウンドも新録。公式のストア記載によれば、鳳凰院凶真が存在しないγ世界線の新規シナリオが追加されている。
3版の比較表
この表がこの記事の本体です。
| 版 | シナリオ | 演出形式 | Steam上の対応機能 | 価格(2026年8月25日) |
|---|---|---|---|---|
| RE:BOOT 2026年8月19日 | 本筋+新規シナリオ(γ世界線。鳳凰院凶真が存在しない世界線として公式が説明) | グラフィック・UIを刷新、ボイスとサウンドも新録(公式記載) | シングルプレイヤー / Steam実績 / 部分的コントローラサポート Steamクラウドなし・Remote Playなし | ¥5,742(定価¥6,380の10%オフ) |
| ELITE 2019年2月19日 | 本筋のみ | 全編アニメーション。公式が「フルアニメアドベンチャー」と説明し、TVアニメ全編に加えて新規作画のシーンを含むと記載 | シングルプレイヤー / Steam実績 / フルコントローラサポート / DualSense対応 / Steamクラウド / スマホ・タブレットでRemote Play | ¥6,480(単体購入不可。バンドルのみ。下記) |
| 原作 2016年9月8日 | 本筋のみ | 従来のビジュアルノベル形式 | シングルプレイヤー / Steam実績 / トレーディングカード / DUALSHOCK対応 / Steamクラウド / スマホ・タブレットでRemote Play | ¥2,980(割引なし) |
3版とも配信はSteamのみのため、この列はプラットフォームの比較ではなくSteam上の対応機能を並べています。開発はいずれもMAGES.、販売はSpike Chunsoftで、日本語はどれもフル音声対応の印が付いています。
ELITEは単体では買えません
ELITEのストアページには、単体で購入するボタンがありません。並んでいるのはバンドル2種類だけです。Steam公式のアプリ情報(appdetails)に価格の項目が入っていないのはこのためでした。
| 買い方 | 同梱される内容 | 価格 |
|---|---|---|
| STEINS;GATE ELITE - Bonus Content Bundle | ELITE(¥6,480)+ 線形拘束のフェノグラム(¥0表示) | ¥6,480(バンドル割引0%) |
| STEINS;GATE SERIES BUNDLE | 原作(¥2,980)+ ELITE(¥6,480)+ 0(¥3,480)+ 線形拘束のフェノグラム(¥0表示) | ¥11,646(各製品の合計¥12,940から10%オフ) |
ELITEだけが欲しいなら、Bonus Content Bundleの¥6,480が最安です。このバンドルは割引が0%で、バンドルページの内訳にELITE本体の値段¥6,480がそのまま出ています。つまりELITEの実質価格は¥6,480で、単体販売が無いだけです。
ここで順番が入れ替わります。セール中の今、RE:BOOTの¥5,742はELITEより安い。セールが終わって定価¥6,380に戻っても、まだELITEより安いままです。この3つの中で一番高いのは、最新版ではなくELITEでした。
レビューは総数1,674件、好評1,511・不評163で好評率90.3%。作品としての評価は高いので、価格は「アニメ表現にいくら出せるか」の判断になります。
対応機能の差が実用面で効きます
Steamのカテゴリを比べて分かったこと
RE:BOOTにSteamクラウドが無い
原作とELITEには付いています。複数のPCで続きを遊ぶ場合、セーブデータの同期が効きません。
RE:BOOTはRemote Play非対応
原作とELITEはスマホ・タブレットでのRemote Playに対応しています。RE:BOOTのカテゴリには入っていません。
コントローラ対応も差がある
ELITEがフルコントローラサポート、RE:BOOTは部分的コントローラサポートの申告です。
新作のほうが対応機能が少ない、という結果になりました。配信直後なので今後変わる可能性はありますが、2026年8月25日時点のカテゴリはこの通りです。
寝ながらタブレットで読み進めたい人は、原作かELITEのほうが向いています。スマホでアドベンチャーを遊ぶ感触はスマホでSteamのADVを読むに、リモートプレイがジャンルによって成立したりしなかったりする話はスマホでPCゲームは実用になるかにまとめてあります。
Steamクラウドが無い側の注意も書いておきます。同期が効かないRE:BOOTを複数のPCで遊ぶと、セーブデータは各PCにバラバラに残ります。クラウド対応タイトルで起きるセーブの競合と、どちらを残すべきかの切り分けはSteamのクラウドセーブが競合したで扱っています。
既プレイ者が買う意味
追加シナリオがあるかどうかで決めてください。
RE:BOOTのストア記載には、「新たな物語を追加」として次の内容が書かれています。鳳凰院凶真が存在しないγ世界線、タイムマシンも完成しておらず、Dメールも存在しない世界。岡部がラボに駆け込むと、ラボメンから敵意を向けられる——という導入です。
これは本筋のリマスターではなく、新規の分岐です。既プレイ者にとって、5,742円を出す理由がここにあります。
逆に、グラフィックの刷新だけが目的なら見送りでいいと考えます。原作は2,980円で、物語は同じです。
早期購入特典があります
2026年11月30日 午前11:00(PT)までのキャンペーンとして、RE:BOOT通常版またはDIGITAL DELUXE EDITIONの購入で、『STEINS;GATE 変移空間のオクテット』のDLCが無料で付与されると公式に記載されています。
このDLCの配信開始は2026年11月の予定とされており、購入時点ではまだ遊べません。利用権が付くだけです。
DIGITAL DELUXE EDITIONの特典は、ゲーム本編に加えて、デジタルVISUAL COLLECTION、デジタルSOUNDTRACK、そしてイベント「STEINS;GATE 15th LIVE - ONE WORLD -」のライブ映像150分と記載されています。
Game Guide Scout の結論
初見なら原作の2,980円で構いません。物語の本筋は3つとも同じで、日本語フル音声も共通です。Steamクラウドとスマホ・タブレットでのRemote Playにも対応しています。
既プレイ者はγ世界線の新規シナリオが目当てかどうかで決めてください。そこに価値を感じないなら、RE:BOOTを買う理由は薄くなります。
アニメ表現で追体験したいならELITEですが、3版で一番高くつきます。単体では買えず、Bonus Content Bundleの¥6,480が入口です。RE:BOOTより高い金額を出す判断になることは知っておいてください。
よくある質問
3つとも物語は同じですか?
本筋は同じです。ただしRE:BOOTには、公式が「新たな物語を追加」と記載するγ世界線の新規シナリオがあります。ELITEと原作は本筋のみです。
日本語音声はありますか?
3つとも日本語がフル音声対応です。Steam公式のアプリ情報で、日本語にフル音声の印が付いていることを確認しました。
RE:BOOTでセーブデータの同期はできますか?
Steamクラウドのカテゴリが付いていません。原作とELITEには付いています。複数のPCで遊ぶ予定なら、ここを確認してください。
ELITEはいくらですか?
¥6,480です。ただし単体では購入できず、「STEINS;GATE ELITE - Bonus Content Bundle」(¥6,480、線形拘束のフェノグラムを同梱)を買う形になります。4作入りのSTEINS;GATE SERIES BUNDLEなら¥11,646です。
この記事の根拠はどこにありますか?
出典は2つに分かれます。シナリオ・演出形式・対応言語・カテゴリ・早期購入特典の内容は、Steam公式のアプリ情報(appdetails API)とストアページの公式説明文から2026年8月25日に取得しました。ELITEの購入形態と価格は、appdetailsに価格が入っていなかったため、ELITEのストアページの購入欄と2つのバンドルページ(日本ストア・非ログイン状態)の内訳表示から確認しています。当サイトによる実プレイでの確認は行っていません。



