「このゲームの実績だけ見られたくない」。プロフィールを見に来た知人に、特定のタイトルを触っていることを知られたくない、という場面です。

先に答えを書きます。実績だけを隠す設定はありません。

Steamの公開設定で実績を扱っているのは**「ゲームの詳細」という1つの項目で、そこには所有ゲームのリスト・ウィッシュリスト・実績・プレイ時間がまとめて入っています。**実績だけを外すことも、特定の1タイトルだけを隠すこともできません。

個別に切り離せるのは総プレイ時間だけです。「ゲームの詳細を公開中の場合でも、総プレイ時間は常に非公開にする」というチェックが1つあります。逆方向——プレイ時間は見せて実績だけ隠す——はできません。

公開設定タブにある項目(実際に開いて確認)

当サイトがブラウザで公開設定タブを開き、項目名と説明文を書き写しました(2026年8月25日・日本語表示)。

項目何が含まれるか隠せる単位
基本情報プロフィール名とアバター常に公開。「プロフィールにアクセスするすべての人に表示され、マルチプレイヤーゲーム内にも表示されます」
プロフィール概要、フレンドリスト、バッジ、Steamレベル、ショーケース、コメント、所属グループ公開 / フレンドのみ / 非公開
ゲームの詳細「Steamアカウント内の全てのゲームのリスト、ウィッシュリストに追加したゲーム、実績、プレイ時間」。「ゲーム中」の表示とプレイ中のゲームタイトルにも影響するこの4つはまとめて切り替わる。別途「総プレイ時間は常に非公開にする」のチェックのみ独立
フレンドリストフレンドの一覧公開 / フレンドのみ / 非公開
インベントリトレーディングで受け取ったアイテム、カード、ギフト公開 / フレンドのみ / 非公開。別途「Steam ギフトは常に非公開にする」のチェック
プロフィールにコメントを投稿できる誰がコメントを書けるか公開 / フレンドのみ / 非公開
スクリーンショット & ワークショップアイテム投稿した画像・アイテム「アイテム毎」。変更はアイテムのページで行う

「アイテム毎」に設定できるのは、最後の1行だけです。スクリーンショットとワークショップアイテムには個別の公開レベルがありますが、実績にはそれがありません。

**もうひとつ、隠したい人が知っておくべき注意があります。基本情報の説明に、「プロフィールの背景画像とミニプロフィールは、プロフィールが非公開の場合でも表示されることがあります」**と書かれています。プロフィールを非公開にしても、全部が消えるわけではありません。

公式資料で確認できた3つ

Steamworksドキュメントに書かれていること

01

隠し実績は「達成するまで一切表示されない」

実績の設定項目に Hidden があり、これが真だと達成するまでコミュニティページに表示されません。これは開発者が決める設定で、利用者側では変更できません。

02

世界取得率は別の仕組みで集計される

実績の達成率は `RequestGlobalAchievementPercentages` で取得される全体の集計です。個人のプロフィール設定とは別の話で、非公開にしても集計から外れません。

03

公開範囲はAPIの応答にも効く

プレイヤー情報のAPI応答には communityvisibilitystate が含まれます。フレンドリストを非公開にすると、該当のAPIは HTTP 401 を返すと明記されています。

**3つ目が、外部サイト対策としては最も効きます。プロフィールの公開範囲は、見た目だけでなく外部サービスからのデータ取得も遮ります。**実績を集計する外部サイトに載りたくないなら、個別の設定を探すより公開範囲そのものを絞るほうが確実です。

なお2つ目は、隠す話とは無関係です。世界取得率は全体の集計なので、自分を非公開にしても分母から抜けません。実績の希少度そのものの読み方はSteamの実績の希少度にまとめてあります。

隠し実績は、あなたが選べるものではありません

ここは誤解が起きやすいところです。

「隠し実績」はSteamの機能ですが、設定するのは開発者です。Steamworksのドキュメントには、実績ごとに Hidden という項目があり、真であれば達成するまでコミュニティページに一切表示されないと書かれています。

利用者が「この実績を隠し実績にする」ことはできません。逆に、隠し実績を「表示する」こともできません。

達成すると表示されます。つまり隠し実績は「まだ達成していないことを隠す」機能であって、「達成したことを隠す」機能ではありません。

隠し実績そのものの扱いはSteamの隠し実績を確認するにまとめてあります。

設定を変える手順

公開設定タブを開いて、確認まで済ませる
  1. プロフィールを編集 → 公開設定 Steamサポートの案内では、プロフィールのバッジの下にある「プロフィールを編集」→「公開設定」タブの順です。変更は自動的に保存されます(保存ボタンはありません)。
  2. 「ゲームの詳細」を切り替える 実績を隠すならここです。ただし所有ゲームのリスト・ウィッシュリスト・プレイ時間も一緒に切り替わります。
  3. プレイ時間だけ残したくないならチェックを入れる 「ゲームの詳細を公開中の場合でも、総プレイ時間は常に非公開にする」が独立したチェックです。
  4. ログアウト状態のブラウザで見え方を確かめる シークレットウィンドウか、別のブラウザで自分のプロフィールを開きます。設定画面の表示ではなく、実際の見え方で判断してください。

最後の手順は省かないでください。設定が反映されていない、あるいはキャッシュが残っていることがあります。反映されていなければ、しばらく置いてからもう一度同じ手順で見てください。

通知と、他人からの見え方は別です

😟 こんなお悩みはありませんか?

  • プロフィールで非公開にしたのに、自分の画面には実績の通知が出る
  • 通知を切ったのに、プロフィールには実績が残っている
  • 設定したのにまだ見えている

✅ この記事で解決できます!

  • これは正常です。公開範囲の設定は他人からの見え方を変えるもので、自分の画面の表示とは別に管理されています。
  • これも正常です。通知の設定は解除時のポップアップに関するもので、プロフィール上の記録は消しません。逆方向も同じで、2つは独立しています。
  • ログアウト状態で確認してください。自分のログイン状態で見えているものは、他人の見え方ではありません。

通知が出ないのと、実績が解除されていないのは別の話です。そもそも実績が付いていない場合の切り分けはSteamの実績が解除されないにまとめてあります。

Game Guide Scout の結論

「1タイトルだけ隠す」を探しているなら、その設定はありません。実績は「ゲームの詳細」に束ねられているので、隠すなら所有ゲームのリストごと、見せるならリストごとの二択です。

それでも構わないなら、実用上の落としどころは「ゲームの詳細をフレンドのみ」です。知人がフレンドでないなら、これで実績もプレイ中のタイトルも見えなくなります。フレンドに見られたくない相手が含まれているなら、非公開にするしかありません。

外部の実績集計サイトへの露出を止めたいなら、プロフィール全体の公開範囲を絞ってください。Steamworksのドキュメントに、フレンドリストが非公開の場合にAPIが401を返すと明記されています。

そして、設定したら必ずログアウト状態で見てください。基本情報(名前とアバター)は常に公開ですし、背景画像とミニプロフィールは非公開でも表示されることがあると公式が書いています。設定画面に何と書いてあるかより、他人の画面に何が出ているかのほうが確実です。

よくある質問

実績を1つだけ隠せますか?

できません。Steamの公開設定に実績を個別に扱う項目はなく、実績は「ゲームの詳細」という1項目に、所有ゲームのリスト・ウィッシュリスト・プレイ時間とまとめて入っています。アイテム毎に公開レベルを設定できるのは、スクリーンショットとワークショップアイテムだけです。

1タイトルだけ隠せますか?

できません。上と同じ理由です。「ゲームの詳細」は所有ゲームのリスト全体を対象にしているので、タイトル単位の切り分けがありません。

プレイ時間と実績を分けて隠せますか?

片方向だけできます。「ゲームの詳細を公開中の場合でも、総プレイ時間は常に非公開にする」というチェックがあるので、実績を見せてプレイ時間だけ隠すことは可能です。逆(プレイ時間を見せて実績だけ隠す)はできません。

隠し実績は自分で設定できますか?

できません。Steamworks公式のドキュメントによれば、実績の Hidden 設定は開発者側の項目です。真になっていると、達成するまでコミュニティページに一切表示されません。

非公開にすると、実績の取得率の集計から外れますか?

外れません。世界取得率は別の仕組みで集計される全体の数字で、個人のプロフィール設定とは独立しています。

非公開にすれば何も見られませんか?

全部は消えません。公式の説明に、プロフィール名とアバターは「プロフィールにアクセスするすべての人に表示され、マルチプレイヤーゲーム内にも表示されます」、背景画像とミニプロフィールは「プロフィールが非公開の場合でも表示されることがあります」と書かれています。

設定は外部の実績集計サイトにも効きますか?

効きます。Steamworksのドキュメントには、フレンドリストが非公開の場合に該当APIが HTTP 401 を返すと明記されています。公開範囲の設定は、外部からのデータ取得も遮ります。

この記事の根拠はどこにありますか?

出典は3つに分かれます。公開設定タブの項目名と説明文は、当サイトがブラウザで実際に開いて書き写しました(2026年8月25日・日本語表示。掲載しているのは項目の構造と公式の説明文だけで、特定の利用者の設定値ではありません)。設定の場所と「変更は自動的に保存される」ことは、Steamサポートのヘルプ記事「Steamプロフィール公開設定」から。隠し実績の仕様・世界取得率・公開範囲がAPIに与える影響は、Steamworks公式ドキュメントの「Stats and Achievements」と「ISteamUser」から確認しています。なおヘルプ記事には「公開・フレンドのみ・非公開の3つがあり、それぞれにサブカテゴリーがある」までしか書かれておらず、項目名の列挙はありません。そのため設定画面を直接見ています。