「低スペックPCでも遊べるローグライク」を探すと、おすすめの一覧はいくらでも出てきます。ところがどれも必要スペックの数字を載せていません。「軽い」「グラボなしでも動く」と書いてあるだけで、手持ちのPCで動くかどうかは結局分かりません。

そこでSteam公式のアプリ情報から、ローグライク12本の最低要件を引いて並べました(2026年9月4日確認)。判定に使うのは3つだけです。メモリ・GPU・ストレージ。

手持ちのPCで動くかを判定する順番
  1. メモリが何GBか確認する 2GBで動くものが6本ある。ここが最初の足切り
  2. グラボがあるか、内蔵GPUか 内蔵GPUで動くと明記しているのは4本
  3. ストレージの空きを見る 150MBで足りるものから15GB要るものまで幅がある
  4. 3つとも満たす作品を表から選ぶ 満たさない作品は、設定を下げても動作対象外

12本の必要スペック一覧

Steamストアの最低動作環境の記載をそのまま並べています。空欄は作らず、記載どおりの表記を残しました。

game(作品)min_ram(最低メモリ)min_gpu(最低GPU)igpu_ok(内蔵GPUで動くか)evidence(根拠)
Balatro1GBOpenGL 2.1対応。内蔵GPUでも可と明記○ 明記ありSteam最低要件「OpenGL 2.1 compatible graphics card, integrated graphics OK」
Vampire Survivors1GBDX11・DX12対応○ GPUの型番指定なしSteam最低要件「DX11, DX12 capable」。容量2500MB
Peglin2048MBIntegrated Graphics○ 明記ありSteam最低要件「Integrated Graphics」。容量300MB
Slay the Spire2GBVRAM 1GB・OpenGL 3.0以上○ VRAM 1GBの内蔵GPUなら可Steam最低要件「1Gb Video Memory, capable of OpenGL 3.0+ support」
Loop Hero2GBGeForce 7300 GT(512MB) / Radeon X1300 Pro△ 型番指定ありSteam最低要件。容量300MB
Dead Cells2GBNvidia 450 GTS / Radeon HD 5750 以上△ 型番指定ありSteam最低要件。容量500MB
Enter the Gungeon2GBGeForce 7600 GS(512MB)相当△ 型番指定ありSteam最低要件。容量2GB
Hades4GBVRAM 1GB / DirectX 10以上○ VRAM 1GBの内蔵GPUなら可Steam最低要件「1GB VRAM / DirectX 10+ support」。容量15GB
Inscryption4GBGTX 550 Ti(3072MB VRAM) / HD 6850✕ 専用GPU前提Steam最低要件。容量3GB
Cult of the Lamb4GBGTX 560 Ti(1024MB VRAM) / HD 7750✕ 専用GPU前提Steam最低要件。容量4GB
Risk of Rain 24GBGTX 580 / AMD HD 7870✕ 専用GPU前提Steam最低要件。容量4GB
Rogue Legacy 28GBGTX 680 / AMD R9 280X✕ 専用GPU前提Steam最低要件。容量2GB

★の付け方を1つだけ説明します。内蔵GPUの欄は「動いた」ではなく「メーカーが何と書いているか」です。当サイトは実測しないので、○は「内蔵GPUで動くと明記されている」か「VRAM 1GBなど、内蔵GPUでも満たせる条件しか書かれていない」ものに限っています。

内蔵GPUで動くと言えるのは4本

グラボの無いノートPCで確実なのは、Balatro・Peglin・Slay the Spire・Hadesの4本です。前の2本は要件に「integrated graphics」と直接書かれています。後の2本はVRAM 1GBが条件で、近年の内蔵GPUなら共有メモリで満たせます。

Vampire Survivorsも型番指定が無く「DX11, DX12 capable」だけなので、実質的にはここに入ります。ただし要件に内蔵GPUという語が出てこないので、表では区別しました。

逆にRogue Legacy 2はメモリ8GB・GTX 680で、この12本では突出して重い要件です。「ローグライトだから軽い」は成り立ちません。

メモリ2GBで動くのは6本、容量1GB未満は3本

古いノートPCで問題になりやすいのはメモリと空き容量です。

  • メモリ2GB以下で動く: Balatro(1GB)・Vampire Survivors(1GB)・Peglin(2048MB)・Slay the Spire(2GB)・Loop Hero(2GB)・Dead Cells(2GB)・Enter the Gungeon(2GB)
  • 容量1GB未満: Balatro(150MB)・Peglin(300MB)・Loop Hero(300MB)・Dead Cells(500MB)
  • 容量が大きいのはHades(15GB)。この12本では例外的に大きく、他は最大でも4GBです

Balatroはメモリ1GB・容量150MB・内蔵GPU可で、要件だけを見ればこの中で最も軽い作品になります。

一緒に遊べるかも見ておく

低スペックPCで探している人は、友達と遊ぶ手段も限られがちです。Steamのカテゴリ欄から、この12本のマルチ対応を抜き出しました。

作品一緒に遊ぶ手段
Vampire Survivorsオンライン協力・Remote Play Together
Risk of Rain 2オンライン協力
Cult of the Lamb画面分割での協力・Remote Play Together
Enter the Gungeon画面分割・Remote Play Together
残り8本1人用(Remote Playでスマホやテレビに映すことは可能)

Remote Play Togetherは、ホスト側のPCだけが要件を満たせばよい仕組みです。相手のPCが非力でも、ホストが動けば一緒に遊べます。

表の作品が動かなかったとき

最低要件を満たしていないと分かったら、次の順で確認します。

  1. メモリの増設。この12本ではメモリが足切りになることが多く、GPU交換よりずっと安く済みます
  2. ストレージの空き。容量が理由なら、Balatro・Peglin・Loop Hero(いずれも300MB以下)から試せます
  3. 返金枠で試す。Steamは購入から14日以内・プレイ2時間未満なら返金できます。手順はスペック不足での返金にまとめてあります

ジャンルを問わず低スペックで遊べる作品は低スペックPCで遊べるSteamゲームに並べています。

よくある質問

Q. 内蔵GPUのノートPCでも本当に動きますか?

要件に「integrated graphics」と書かれているのはBalatroとPeglinの2本です。Slay the SpireとHadesはVRAM 1GBが条件で、内蔵GPUでも満たせる数字です。当サイトは実機で測っていないので、判定はメーカーの記載までです。

Q. いちばん軽いのはどれですか?

要件の数字だけで言えばBalatroです。メモリ1GB・容量150MB・内蔵GPU可と明記されています。

Q. ローグライクは軽いジャンルではないのですか?

そうとは限りません。この12本の中でもRogue Legacy 2はメモリ8GB・GTX 680を求めます。ドット絵かどうかと要件の重さは一致しません。

Q. 表に無い作品はどう調べますか?

Steamのストアページの「システム要件」欄で、メモリ・グラフィック・ストレージの3つを見ます。グラフィックに型番が書いてあれば内蔵GPUでは厳しく、VRAMの容量だけなら満たせる可能性があります。