Steamで『グランド・セフト・オートV』——グランドセフトオート5、グラセフ5と呼ばれているあの作品を買おうとすると、レガシーとエンハンストの2つが出てきます。先に結論だけ書きます。
どっちを買うかで迷う場面は、新規で買う人にはもう存在しません。単体で購入できるのはエンハンスト版だけです。Steam公式のアプリ情報を見ると、レガシー版(AppID 271590)には価格情報もパッケージ情報も返ってきません。ストアページにも購入の枠が出ません(2026年9月29日確認)。
迷いどころは版ではなく買い方のほうです。エンハンスト版(AppID 3240220)のストアには購入の枠が2つとサブスクの枠が1つ並びます。
| 買い方 | 価格 | Steamでの表記 |
|---|---|---|
| 単体で買う | ¥4,380 | Grand Theft Auto V Enhanced |
| ゲーム内通貨のカード同梱 | ¥6,480 | Grand Theft Auto V Enhanced & Great White Shark Card |
| 月額で遊ぶ | ¥990/月 | 「グランド・セフト・オートV エンハンストをサブスクライブ」 |
いずれも2026年9月29日時点で割引はありません。ゲーム内通貨が要らないなら単体の¥4,380で足ります。 月額の枠が何を含むかは、当サイトでは未確認です。
2026年9月4日に当サイトが記録した定価は¥6,480でした。いま単体版は¥4,380で、¥6,480はカード同梱版の価格です。当時どちらの枠を見ていたかの記録が残っていないので、値下げがあったのかどうかは断定しません。買う直前にストアの枠を自分で見てください。
- SSDに105GBの空きがあるか エンハンスト版は追記事項に「SSD Required」と書かれている
- GPUがGTX 1630(4GB)以上か 最低要件。旧版は9800GT 1GBだったので世代が大きく違う
- メモリが8GB以上あるか 旧版は4GBが最低だった
- 満たすならエンハンスト版を買う 新規で買えるのはこちらだけ
- 満たさないなら、まず返金枠で試す 2時間以内なら返金できる。買い替えの判断は最後
6項目の比較表
Steam公式のアプリ情報(2026年9月29日に再取得)から、買う前に決められる項目だけを並べました。
| item(項目) | legacy(レガシー版) | enhanced(エンハンスト版) | evidence(根拠) |
|---|---|---|---|
| 単体で購入できるか | できない。価格・パッケージ情報が返らない | できる。単体¥4,380(割引なし) | Steam appdetails。271590は price_overview と package_groups が空、3240220は購入枠2つとサブスク枠1つ |
| 最低CPU | Core 2 Quad Q6600 2.40GHz / AMD Phenom 9850 | Core i7-4770 / AMD FX-9590 | 各ストアページの最低動作環境 |
| 最低メモリ | 4GB | 8GB | 同上 |
| 最低GPU | NVIDIA 9800 GT 1GB / AMD HD 4870 1GB | NVIDIA GTX 1630(4GB VRAM) / AMD RX 6400(4GB VRAM) | 同上 |
| ストレージ | 125GB | 105GB。追記事項に「SSD Required」 | 同上。推奨要件では「SSD with DirectStorage-compatibility」 |
| Remote Play | スマホ・タブレット・テレビに対応 | スマホ・タブレットのみ(テレビの記載なし) | Steamのカテゴリ欄 |
数字で目を引くのは容量です。新しい版のほうが20GB小さい(125GB → 105GB)。グラフィックが強化されると容量も増えると思いがちですが、逆になっています。
もう1つはSSDの扱いです。エンハンスト版は最低要件の追記事項に「SSD Required」とあり、推奨要件では「SSD with DirectStorage-compatibility」と書かれています。レガシー版の要件にSSDの記載はありません。HDDに入れていた人が、そのまま新版に移れるとは限らない、という違いです。
世代が5つ違う。旧版が軽いのは当たり前
最低要件のCPUを並べると、Core 2 Quad Q6600(2007年)とCore i7-4770(2013年)で6年ぶんの開きがあります。GPUは9800 GT(2008年)とGTX 1630(2022年)で、VRAMも1GBと4GBです。
なおレガシー版の発売日はSteamの表記で2015年4月13日、エンハンスト版は2025年3月4日です(2026年9月29日確認)。
レガシー版は2015年発売のPC版そのもので、当時の家庭用機(PS3/Xbox 360世代からの移植)に合わせた要件のまま止まっています。エンハンスト版は2025年3月4日発売で、PS5世代の内容をPCへ持ってきたものです。同じゲームの名前が付いていても、要求している時代が違います。
推奨要件で見るとさらにはっきりします。
| 項目 | レガシー版の推奨 | エンハンスト版の推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10(64ビット) | Windows 11 |
| CPU | Core i5 3470 / FX-8350 | Core i5-9600K / Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | GTX 660 2GB / HD7870 2GB | RTX 3060(8GB VRAM) / RX 6600XT(8GB VRAM) |
必要スペックの読み方と、手持ちのPCで動くかの判定は低スペックPCで遊べるSteamゲームで扱っている考え方がそのまま使えます。容量が足りない場合はSSDの増設へ。
Steamの表記から分かること、分からないこと
読者が本当に知りたいのは「オンラインは共通か」「進行データは引き継げるか」あたりだと思います。ここはSteamのアプリ情報からは判定できません。
分かるのは次までです。
- 2つとも「オンラインPvP」「オンライン協力プレイ」のカテゴリを持っている
- ただし別々のAppIDの別々の製品として登録されている
- エンハンスト版には「アプリ内購入」のカテゴリが付いているが、レガシー版には付いていない
- レガシー版には「フルコントローラサポート」、エンハンスト版には「部分的コントローラサポート」と「DualSenseコントローラーサポート」
同じサーバーで一緒に遊べるかどうかは、ストアのカテゴリ欄では答えが出ません。当サイトはSteamの表記で確認できることだけを書く方針なので、ここは「判定できない」として残します。開発元の案内を確認してください。
ライブラリに2つ並んでいる場合
以前からPC版を持っていた人のライブラリには、レガシーとエンハンストの2つが並びます。Steamのアプリ情報でも確認できるとおり、別々の製品として登録されているためです。片方を消してももう片方は残りますが、進行データの扱いは製品ごとに違うので、消す前に開発元の案内を確認してください。
結局どっちを買えばいいか
条件で切ります。「人によります」で終わらせないように、条件ごとに1つに決めました。
| あなたの状況 | 買うもの | 理由 |
|---|---|---|
| これから初めて買う。最低要件を満たしている | エンハンスト版の単体(¥4,380) | レガシー版は単体で買えない。ゲーム内通貨のカードは後から買える |
| これから初めて買う。SSDに105GBの空きが無い、またはGPUがGTX 1630未満 | 買わずに先にPC側を直す | エンハンスト版は追記事項が「SSD Required」。要件を外すと起動しても遊べない |
| すでにPC版を持っていて、いまのPCで旧版が動いている | 買い足さない | ライブラリに両方並ぶ。旧版が動いているなら、買い替える理由にはならない |
| オンラインで課金アイテムを先に用意したい | カード同梱版(¥6,480) | 差額¥2,100ぶんのゲーム内通貨が付く。要らなければ単体で足りる |
| テレビのRemote Playで遊びたい | 旧版を持っている人だけができる | Steamのカテゴリ欄で「テレビでRemote Play」があるのはレガシー版だけ |
| 長く遊ぶか分からない | 当サイトでは判断できない | 月額¥990の枠があるが、含まれる内容を確認していない |
「エンハンストのほうが新しいから重い、だから旧版を買う」は選べません。旧版は単体では売られていないので、 新規で買う人の選択肢はエンハンスト版だけです。要件に届かないなら、買うものを変えるのではなくPC側を直す話になります。
要件に届かなかったときの順番
エンハンスト版の最低要件に届かない場合、いきなり買い替えを考える前に確認する順番があります。
- SSDの空き容量。105GBはSSDの容量として大きく、ここだけが原因のことがあります
- メモリ。8GBが最低で、16GBが推奨。増設はGPU交換よりずっと安く済みます
- GPU。GTX 1630(4GB VRAM)が最低ライン。ここに届かないなら本体の買い替えが視野に入ります
- 返金枠で試す。Steamは購入から14日以内・プレイ2時間未満なら返金できます。手順はスペック不足での返金にまとめてあります
よくある質問
Q. いまからレガシー版だけを買えますか?
Steam公式のアプリ情報では、レガシー版に価格もパッケージ情報も返りません(2026年9月4日確認)。ストアページにも購入の枠が出ないため、新規に単体で買うことはできない状態です。
Q. 容量はどちらが大きいですか?
レガシー版が125GB、エンハンスト版が105GBで、旧版のほうが20GB大きいです。ただしエンハンスト版はSSDが必須なので、HDDに空きがあっても条件を満たしません。
Q. SSDは本当に必要ですか?
エンハンスト版の最低要件の追記事項に「SSD Required」と書かれています。推奨要件ではさらに「SSD with DirectStorage-compatibility」とあります。レガシー版の要件にはSSDの記載がありません。
Q. テレビで遊べますか?
Steamのカテゴリ欄では、レガシー版だけが「テレビでRemote Play」に対応しています。エンハンスト版はスマホとタブレットの記載のみです。
Q. レガシー版とエンハンスト版、どっちを買うべきですか?
新規で買うならエンハンスト版しか選べません。レガシー版は単体で販売されていないので、比べて選ぶ状況になりません。決めることは「どっちの版か」ではなく「どの買い方か」で、単体¥4,380・カード同梱¥6,480・月額¥990の3つが並びます(2026年9月29日確認)。ゲーム内通貨が要らないなら単体で足ります。
Q. いくらですか?
エンハンスト版の単体が¥4,380で、2026年9月29日時点で割引はありません。同じストアに並ぶ¥6,480は「Great White Shark Card」が付く版の価格です。レガシー版には価格情報が返りません。


