「フォートナイトで144fps出したい。なるべく安く」

この目的で構成を削るとき、削っていい場所は公式の推奨環境が決めています。

Epicの推奨は、メモリ16GB以上とNVMe SSDを明記しています。 つまりこの2つは削れません。残るのはどこか、順に見ていきます。

結論:公式要求を差し引くと、削れるのは2つだけ

段Epic公式の要求削れるか削ったときに起きること
メモリ推奨 16GB以上(最小は8GB)削れない8GBに落とすと推奨を外れる。カクつきの原因になる
ストレージ推奨 NVMe SSD削れないHDDや低速SSDにすると読み込みで詰まる。公式が推奨に明記している
GPU推奨 GTX 960(VRAM 2GB)/最高プリセットは RTX 3070(VRAM 8GB以上)段は選べる落とすほど画質か fps のどちらかを諦めることになる
CPU推奨 Core i5-7300U / Ryzen 3 3300U段は選べる高fps域では律速になりやすい。落としすぎると GPU を替えても伸びない
モニタ公式の記載なし後回しにできる144Hz のモニタが無ければ 144fps は表示できない。ただし後から買い足せる
OS・DirectXWindows 10/11 64-bit削れない要件

出典:Epic Games公式サポート「PC上で『フォートナイト』に最低限必要なシステム要件」

メモリとストレージは公式が名指しで指定しているので、ここを削るのは推奨環境を外れる行為です。

安く組むときに手を入れられるのは、実質GPUの段・CPUの段・モニタの時期の3つ。 このうちモニタは後から買い足せるので、最初に回せる予算はここから出ます。

なぜ「ストレージを削る」が間違いか

ブリーフの段階では「モニタ→ストレージ→CPU→GPU」の順に削る想定でした。 調べ直したところ、Epicは推奨環境にNVMe SSDを明記していました。 ここを削ると推奨を外れるので、順番から外しています。

では、どうするか

安く組むときの順番
  1. ① モニタを後回しにする 144Hzモニタは後から買い足せる。最初の予算をPC側に集中させられる
  2. ② パフォーマンスモードを前提にするか決める 使うならGPUの段を1つ落とせる。公式の実測で24→61FPSの例がある
  3. ③ メモリ16GBとNVMe SSDは確保する 公式が推奨に明記している。ここは削らない
  4. ④ 残りの予算でGPUとCPUの段を決める 高fps域ではCPUが律速になりやすいので、GPUだけに寄せない

削る場所が決まったら、次は実際の売値と突き合わせます。 確認した価格は下の節に載せました。

GPUの段を落とす前に

フォートナイトにはパフォーマンスモードがあり、Epicが公式に実測を出しています。 内蔵GPUのノートPCで24FPS→61FPS、別の例で18FPS→45FPSです (720p・高解像度テクスチャ無効・スクワッドマッチという条件つき)。

このモードを使う前提なら、GPUの段を1つ落とせる可能性があります。 引き換えにビジュアル品質は落ちるので、そこを許容できるかが分かれ目です。

実際の価格を確かめた(2026年9月12日)

「安く」の答えは、実際の売値を見ないと決まりません。 BTOの公式ストアで、いま並んでいる構成と価格を確認しました。

価格帯製品CPUGPUメモリストレージ公式推奨を満たすか
約14万円OZgaming Sシリーズ(¥144,800 税込)Ryzen 7 5700XRTX 3050公式ストアに記載なし公式ストアに記載なしGPUは推奨のGTX 960を大きく上回る
約19万円台数限定モデル Z1(¥189,800 税込)Ryzen 7 5700XRTX 5060公式ストアに記載なし公式ストアに記載なし同上
約20万円OZgaming Sシリーズ(¥199,800 税込)Ryzen 7 5700XRTX 5060公式ストアに記載なし公式ストアに記載なし同上

出典:OZgaming 公式ストア(2026年9月12日に確認)

価格は時期とセールで動きます。上の数字は確認した日のもので、いま同じとは限りません。

ここで分かることが2つあります。

ひとつ目。最も安い14万円台の構成でも、GPUはフォートナイトの公式推奨(GTX 960)を大きく上回っています。 つまりフォートナイトを遊ぶためだけなら、この帯より上を買う理由は薄いということです。

ふたつ目。メモリとストレージの容量が、一覧の段階では公式ストアに書かれていません。 Epicが推奨に明記しているのはメモリ16GB以上とNVMe SSDなので、 注文画面でこの2つを必ず確認してください。ここを外すと推奨環境を満たしません。

構成を決めて買う段階

削る場所が決まったら、あとは注文です。 構成を選べるBTOなら、メモリとストレージを公式推奨に合わせたうえで、GPUとCPUの段を予算で調整できます。

新品では予算が届かない場合、中古という選択肢があります。 フォートナイトの公式推奨はGTX 960で、現行世代を要求していません。

中古で比べるのは価格ではなく保証の条件

中古PC店の性能表記はばらばらで、横に並べても比べられません。 各社が公式に書いているのは保証の条件です。そこを並べます。

店無償保証の期間不具合時の送料交換・返品
PC WRAP3年(対象商品)発送は客負担・返却は店負担修理優先、困難なら代替機と交換
Qualit12カ月公式ページで確認できず公式ページで確認できず
Be-StockPC 1年初期不良は当店負担お届け日から30日以内の交換
PC next1年当社が負担修理か交換かは当社の判断

出典:PC WRAP あんしん保証サービス/横河レンタ・リース(Qualit)/Be-Stock 保証について/PC next 保証規約(いずれも2026年9月13日に確認)

期間は1年と3年で3倍違うのに、送料の負担が逆になっています。

PC WRAPは3年と長いのですが、こう書かれています。

不具合品発送の送料はお客様負担、返却時の送料は弊社が負担させて頂きます。

PC nextは1年ですが、送料の扱いが逆です。

送料を当社が負担し

期間の長さだけで選ぶと、実際に壊れたときの出費がずれます。

3社とも消耗品は保証の対象外

ここが中古のゲーミングPCで効きます。

  • Be-Stock:「付属品・消耗品の不具合」「特定機器との相性問題」「ご購入後のドット抜け」が対象外
  • PC next:「バッテリー等消耗品の不具合」「当社以外での修理・改造」が対象外

グラフィックボードのファンや電源が消耗品に当たるかは、どの規約にも書かれていませんでした。 ゲーミング用途で先に劣化するのはこの2つなので、ここは買う前に問い合わせて確かめてください。 規約に無いことを「保証される」と読むのは危険です。

Be-Stockの「特定機器との相性問題」も、手持ちのモニタやVRとの組み合わせで出る不具合が 対象から外れるという意味になります。

中古は安い代わりに、壊れたときの出費が読めません。 保証の期間と送料の負担、それに消耗品の線引きを見てから決めてください。 保証条件は改定されるので、注文の前に必ず各社の公式ページで最新の条件を確認してください。

よくある質問

メモリは8GBでも足りますか? Epicの最小システム要件は8GBですが、推奨は16GB以上です。 最小を満たすだけでは最高設定での動作は難しいと公式が明記しています。 144fpsを狙うなら推奨側に合わせてください。

ストレージはHDDでもいいですか? Epicは推奨システム要件にNVMe SSDを明記しています。 ここを削ると推奨を外れます。安くするために削る場所としては適しません。

モニタを後回しにしてもいいですか? 144Hzのモニタが無ければ144fpsは表示できませんが、モニタは後から買い足せます。 先にPC側を確保して、あとでモニタを足す順番にすると、最初の予算をPCに集中できます。

具体的な予算はいくらですか? 2026年9月12日にBTOの公式ストアで確認したところ、最も安い構成が¥144,800(税込)でした。 この構成でもGPUはRTX 3050で、フォートナイトの公式推奨(GTX 960)を大きく上回ります。 価格は時期とセールで動くので、確認日つきの参考値として見てください。

まとめ

  • Epic公式の推奨は メモリ16GB以上・NVMe SSD・GTX 960
  • メモリとストレージは公式が指定しているので削れない
  • 手を入れられるのは GPUの段・CPUの段・モニタの時期の3つ
  • モニタは後から買い足せるので、最初の予算はPC側に回せる
  • パフォーマンスモードを前提にすれば、GPUの段を1つ落とせる可能性がある