推奨スペックの表を開いても、そこに並ぶ「Ryzen 5 5600」「RTX 2080」が自分のPCより上なのか下なのか、その場では判断できません。型番を1つずつ検索して比べているうちに、買うかどうかの判断自体が面倒になります。
Steam公式のアプリ情報から動作環境を取ってきて、判定に必要な項目だけに絞りました(2026年8月25日取得)。
先に結論を書きます。最低と推奨でメモリは同じ16GBでした。ストレージも同じ150GB、どちらもSSDが必須指定です。つまり差が出るのはCPUとGPUの2つだけで、判定はそこに集中させれば済みます。
公式の動作環境(そのまま転記)
| 項目 | 最低 | 推奨 | 差 |
|---|---|---|---|
| OS | Windows 10 64-bit | Windows 10 64-bit | 同じ |
| CPU | Ryzen 5 2600X / i5-8500 | Ryzen 5 5600 / i5-11600K | 世代が約3つ上 |
| メモリ | 16 GB | 16 GB | 同じ |
| GPU | RX 5500 XT / GTX 1060 | RX 6700 XT / RTX 2080 | 1〜2ランク上 |
| DirectX | Version 12 | Version 12 | 同じ |
| ストレージ | 150 GB | 150 GB | 同じ |
| 追記事項 | SSD(必須) | SSD(必須) | 同じ |
メモリが最低・推奨とも16GBで固定なのが、この表の要点です。8GBのPCは設定を下げても対象外になります。逆に16GB積んでいるなら、メモリを理由に諦める必要はありません。
もう1つ、追記事項の「SSD(必須)」も最低側に書かれています。HDDへのインストールは、最低環境の時点で想定されていません。
判定手順:3分でできる
- メモリが16GB以上あるか ここが最初の関門です。最低・推奨とも16GBなので、下回っていたら設定では回避できません。
- ストレージがSSDで、150GB空いているか SSDは必須指定です。空き容量とドライブ種別の両方を見ます。
- CPUが Ryzen 5 2600X / i5-8500 以上か 2018〜2019年の6コア相当が下限です。世代が新しければ番号が小さくても足りることがあります。
- GPUが RX 5500 XT / GTX 1060 以上か 最低ラインです。快適に動かすなら RX 6700 XT / RTX 2080 が目安になります。
- 4つ全部が最低以上なら、まず起動する 推奨に届かない項目は、画質設定で埋める前提です。メモリとSSDだけは設定で埋められません。
どこを見ればいいか(手順の詳細)
| 手順 | どこを見るか | 合格ライン | 足りないときどうするか |
|---|---|---|---|
| 1. メモリ | タスクマネージャー → パフォーマンス → メモリ の右上に総容量 | 16 GB 以上 | 増設で解決します。多くのノート以外は空きスロットがあります。ここは最も安く直る |
| 2. ストレージ | タスクマネージャー → パフォーマンス → ディスク。名称の下に「SSD」か「HDD」 | SSDで空き150 GB | SSDを買い足してそちらにインストールします。Steamはライブラリを複数フォルダに置けます |
| 3. CPU | タスクマネージャー → パフォーマンス → CPU の右上に型番 | Ryzen 5 2600X / i5-8500 以上 | 交換はマザーボードごとになりがちです。ここが足りない場合は本体の買い替えを検討する段階 |
| 4. GPU | タスクマネージャー → パフォーマンス → GPU の右上に型番 | RX 5500 XT / GTX 1060 以上 | グラフィックボードの交換で直りますが、電源容量とケースの奥行きも同時に確認が要ります |
| 5. 総合 | 上の4項目の結果 | 4つとも最低以上 | 1つでも下回るなら、その項目の対処を先に行う |
タスクマネージャーは Ctrl + Shift + Esc で開きます。「簡易表示」になっていたら、左下の「詳細」を押すとパフォーマンスのタブが出ます。
最低と推奨の差はどこか
差はCPUとGPUだけです。それぞれ何を意味するかを分けて書きます。
GPUの差(GTX 1060 → RTX 2080)が、解像度と画質設定に直結します。最低ラインのGPUなら1080pで画質を落とす前提、推奨なら1080pで標準以上が視野に入る、という読み方になります。
CPUの差(i5-8500 → i5-11600K)は、フレームレートの下振れに効きます。広い場所や敵が多い場面で落ち込む幅が変わるところです。平均フレームレートより「最低値がどこまで沈むか」に出ます。
最低ラインちょうどのPCで買うか
👍 好評でよく挙がる点
- メモリとSSDさえ満たしていれば起動はする。CPU・GPUが最低ラインなら、画質設定で調整する前提で遊べる
- Steamの返金制度がある。Steam公式の返金ページに「購入から2週間以内で、使用時間が2時間未満」と記載があるので、実機で確かめてから判断できる
- 現在20%オフの7,744円。定価9,680円からは1,936円下がっている
👀 不評・注意で挙がる点
- 150 GBのSSD空き容量が要る。これはグラフィック設定を下げても減らない
- メモリ16GBは最低ラインでもある。8GBのPCは対象外で、増設しない限り選択肢に入らない
- CPUが最低ライン付近だと、場面によってフレームレートの落ち込みが大きくなる
設定を下げれば足りる条件
画質設定で埋められるのはGPU側の不足だけです。解像度を下げる、影やアンチエイリアスを落とす、といった操作はGPUの負荷を減らします。
CPU・メモリ・ストレージは設定では変わりません。とくにメモリとSSDは、動く/動かないの境界そのものなので、ここが足りない場合は先にハードを直すしかありません。
判定の優先順位は、メモリ → ストレージ → CPU → GPU です。直しやすい順ではなく、設定で回避できない順に並べています。
ストレージとSSDの要件
150 GBは空き容量の話です。ドライブの総容量ではありません。500 GBのSSDでも、すでに400 GB使っていれば足りません。
Steamは複数のライブラリフォルダを持てます。CドライブのSSDが埋まっているなら、別のSSDにライブラリを追加して、そちらにインストールしてください。設定 → ストレージ から追加できます。
HDDにインストールできてしまう場合でも、公式が必須と書いている以上は推奨しません。オープンワールド系はデータの読み込みが常時走るので、HDDだと引っかかりが出やすいところです。
買い替えが必要な場合の考え方
CPUが最低ラインに届かない場合、CPUだけの交換で済むことは多くありません。世代が変わるとマザーボードのソケットも変わるため、実質的には本体の作り直しになります。
**予算別にどのあたりが妥当かは、遊びたいゲーム別・予算別のゲーミングPC にまとめてあります。**同じ判定手順を他のタイトルでやる場合は、Modern Warfare 4が自分のPCで動くか も同じ形で書いています。
Game Guide Scout の結論
メモリ16GBとSSDの150GB、この2つを先に確認してください。設定で回避できないのはここだけで、逆にここさえ通れば、CPUとGPUの不足は画質を落として遊ぶ余地があります。
「推奨に届かないから諦める」は早すぎます。推奨と最低の差はCPUとGPUだけで、メモリもストレージもDirectXも同じ数値でした。最低ラインを満たしているなら、まず起動してみる価値があります。
この記事に含めていないこと
最低ライン構成のPCで、実際に何フレーム出るかは計測していません。この記事はSteam公式が公開している動作環境の表記を読み解いたもので、当サイトが実機で動かした結果ではありません。
「最低環境を満たしている=快適に遊べる」ではありません。最低環境は起動と動作の下限であって、フレームレートの保証ではないからです。判定を通ったうえで、実際の快適さは自分の環境で確かめてください。そのための手段として、上に書いた返金制度の枠内で試す方法があります。
よくある質問
メモリが8GBです。増設すれば動きますか?
動く可能性が出ます。メモリは最低・推奨とも16GBなので、8GBのままでは対象外です。デスクトップなら空きスロットに挿すだけのことが多く、4つの項目の中では最も安く直ります。増設後に、CPUとGPUを改めて確認してください。
HDDにインストールしても遊べますか?
公式はSSDを必須と書いています。最低環境の追記事項に「SSD(必須)」とあり、推奨側にも同じ記載があります。技術的にインストールできたとしても、読み込みの引っかかりが出やすい構成です。
Macでも遊べますか?
Steamの対応プラットフォームにはmacも入っていました。ただしここで扱った動作環境はWindows向けの記載です。Mac側の必要環境は別途ストアページで確認してください。
買ってから動かなかった場合は返金できますか?
Steam公式の返金ページには「Steamストアでの購入から2週間以内で、使用時間が2時間未満のゲームまたはソフトウェアアプリケーションの返品を受け付けます」と記載されています(2026年8月25日確認)。
「2時間以内」ではなく「2時間未満」です。動作確認を目的に買う場合、起動して設定を触っているだけでも時間は進むので、2時間に届く前に判断してください。
この記事の数字はどこから取りましたか?
Steam公式のアプリ情報(appdetails API)から2026年8月25日に取得しました。最低・推奨の動作環境、ストレージ要件、価格、対応プラットフォーム、カテゴリはすべてそこに記載されている値です。
返金条件は取得元が違います。Steam公式の返金ページ(store.steampowered.com/steam_refunds/)に記載された「購入から2週間以内で、使用時間が2時間未満」を同日に確認したものです。
推測で補った数値はありません。


