ローグライクで挫折した経験がある人に、まず1つ確認したいことがあります。最初に触ったのは何でしたか。
このジャンルは「難しいから面白い」と語られることが多く、そのせいでいちばん難しい作品が入口として紹介されがちです。順番を変えるだけで続けられる人は、実際にいます。
この記事は8本を易しい順に並べます。順序は当サイトの判断ですが、根拠として2つのSteam由来の数字を使っています。
難易度を何で測ったか
ローグライクの難しさは、敵の強さでは測れません。当サイトは「死んだときに何が残るか」で測っています。残るものが多い作品は、腕前が伸びなくても回数で越えられます。1周ごとにリセットされる作品は、操作の精度そのものを要求します。
この判断を裏づけるために、次の2つを併記します。
- Steamの「難易度の調整」カテゴリ … ストアの機能一覧に表示される項目で、機械的に確認できます
- Steamの世界実績の解除率 … そのゲームを持っている人のうち、何%がそこまで到達したかの実数です
解除率には偏りがあります。セールやバンドルで買って起動していない人も分母に入るため、絶対値をそのまま実力の指標にはできません。作品間の比較の目安として見てください。
まず一覧:8タイトルを易しい順に
| 順 | タイトル | 価格 | 難易度の調整(Steam) | 救済・積み重ねの仕組み | 到達率(Steam世界実績) | 日本語 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Vampire Survivors | ¥499 | — | ゴールドで恒久強化 | 1分生存 97.8% | テキスト |
| 2 | Yet Another Zombie Survivors | ¥1,105 | ○ | 恒久アンロック | 初期実績 97.8% | フル音声 |
| 3 | Risk of Rain 2 | ¥848 | ○ | アイテムが重なって強化 | テレポーター起動 86.7% | テキスト |
| 4 | Rogue Legacy 2 | ¥2,800 | — | 城の改築が全世代に残る | 最初のボス撃破 56.5% | テキスト |
| 5 | Hades | ¥2,800 | — | 冥界の鏡+神の助け | 脱出成功 46.9% | テキスト |
| 6 | Slay the Spire | ¥2,800 | — | 1周でリセット(アセンションで段階調整) | 初回クリア 66.5% | テキスト |
| 7 | Dead Cells | ¥2,480 | — | 細胞で恒久強化+アシストモード | 最初のボス撃破 72.4% | フル音声 |
| 8 | Enter the Gungeon | ¥1,700 | — | 恒久要素が薄い | 5階到達 20.9% | テキスト |
価格は2026年8月24日時点のSteam日本ストア表示です(Yet Another Zombie Survivorsは35%オフ・定価¥1,700、Risk of Rain 2は67%オフ・定価¥2,570)。
「難易度の調整」がSteamのカテゴリに出ているのは8本中2本だけです。HadesやDead Cellsにもゲーム内に救済機能はありますが、Steamのカテゴリには表示されません。表の「救済・積み重ねの仕組み」列はゲーム内の機能を含むので、Steamで機械的に確認できるのは「難易度の調整」列だけだと理解してください。
1〜3本目:死んでも失うものが少ない
Vampire Survivors(¥499) は、この8本で最も入りやすい作品です。操作は移動だけで、攻撃は自動です。集めたゴールドは死んでも残り、恒久強化に使えます。1分生き延びた人が97.8%という実績の数字が、入口の広さをそのまま表しています。
Yet Another Zombie Survivors(¥1,105) は同じ型で、Steamの「難易度の調整」に対応している点が違います。日本語はフル音声です。2026年8月20日に正式版が出たばかりで、レビューは12,977件のうち好評11,866件です。
Risk of Rain 2(¥848) も難易度を選べます。アイテムが同じものを重ねるほど強くなる設計なので、後半は自分が異常に強くなります。最初のテレポーターを起動できた人が86.7%で、序盤で止まる人は多くありません。最大4人のオンライン協力にも対応しています。
この3本に共通するのは、負けた分がそのまま次に持ち越されることです。腕前が変わらなくても、遊んだ時間だけ前に進みます。
4〜6本目:積み重ねが効くが、判断も要る
Rogue Legacy 2(¥2,800) は、力尽きると子孫が跡を継ぎます。城の改築は永続するので、代を重ねるほど後の世代が楽になります。失敗が資産に変わる構造です。
Hades(¥2,800) は、死ぬたびに館に戻されますが、そのたびに会話が進んで物語が先に行きます。冥界の鏡での恒久強化に加え、ゲーム内に「神の助け」があり、死ぬほど被ダメージが下がります。1回でも脱出できた人は46.9%です。
Slay the Spire(¥2,800) はカードゲームで、1周ごとに完全にリセットされます。ただし初回クリア(アセンション0)の到達率は66.5%と、この8本のなかでも高い部類です。操作の精度を一切要求されないので、アクションが苦手な人にとっては、この位置より易しく感じるはずです。
順位は当サイトの判断なので、手が動かないことが理由でローグライクを避けてきた人は、6番目のSlay the Spireから入って構いません。
7〜8本目:ここから先は腕前の比重が上がる
Dead Cells(¥2,480) は細胞での恒久強化とアシストモードを持っていますが、最終的に操作の精度を求めてきます。日本語はフル音声です。最初のボスまでは72.4%が到達しますが、そこから先で段階的に減ります。
Enter the Gungeon(¥1,700) は弾幕をよける作品です。恒久強化の効きが控えめで、5階に到達した人は20.9%。この8本で最も低い数字です。
操作の精度が要る作品について
上の2本のように腕前を求める作品では、入力の遅れがそのまま結果に出ます。ただし、この8本のうち6本はキーボードだけで完結します。Vampire Survivorsは移動のみ、Slay the Spireはマウスだけで遊べます。パッドを買わないと始められない、という記事にはしたくないので先に書いておきます。
パッドが効いてくるのは、Dead CellsとEnter the Gungeonのように移動と攻撃を同時に細かく操作する場面です。キーボードでの斜め移動や、押しっぱなしと連打の混在が続く作品では、スティックのほうが素直に動きます。
Game Guide Scout の結論
目的別おすすめクイックガイド
このジャンルで最初の1本を選ぶ基準は、面白さの評判ではありません。「死んだときに何が残るか」です。残るものが多い作品から入れば、下手なまま前に進めます。そこで手応えを覚えてから、残らない作品に移れば順序として無理がありません。
¥499のVampire Survivorsで1時間遊んで合わなかったなら、このジャンル自体が合っていない可能性があります。その判断を¥2,800の作品でするより、費用も時間も少なく済みます。
難易度の調整機能そのものについては、ソウルライクの難易度オプションでも扱っています。
よくある質問
実績の解除率は、そのまま難易度と考えていいですか?
そのままでは使えません。セールやバンドルで買って一度も起動していない人も分母に含まれるため、どの作品も実際より低めに出ます。作品同士を比べる目安として見てください。
難易度を下げられる作品はどれですか?
Steamの機能一覧で「難易度の調整」に対応していると確認できるのは、Yet Another Zombie SurvivorsとRisk of Rain 2の2本です。HadesやDead Cells、Rogue Legacy 2にもゲーム内に調整・救済の機能がありますが、Steamのカテゴリには表示されません。
いちばん安く試せるのはどれですか?
Vampire Survivorsの¥499です。操作が移動だけで、恒久強化も効くので、ジャンルが自分に合うかどうかを最小の出費で確かめられます。
コントローラーは必要ですか?
8本のうち6本はキーボードだけで完結します。必要になるのはDead CellsとEnter the Gungeonの2本で、移動と攻撃を同時に細かく操作する場面が続くためです。
日本語に対応していますか?
8本すべて日本語に対応しています。フル音声対応はYet Another Zombie SurvivorsとDead Cellsの2本で、残る6本はテキストのみです。
協力プレイできる作品はありますか?
Risk of Rain 2が最大4人のオンライン協力に対応しています。Enter the Gungeonは2人での分割画面プレイとRemote Play Togetherに対応しています。残る6本はシングルプレイ専用です。











